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平成21年掲載分
■100周年記念餅つき大会
■ネコ社員「ポート」委員長に昇格 ー 驚異の2年間無事故記録継続中 ー
■貴志川線の未来を”つくる”会5周年おめでとうございます!

■里丘クリスマスツリー点灯式
■世界初!バス車載用ウイルス除去装置開発
■植物工場ミニプラント「やさい蔵(ぐら)」発表
■両備ボウル リニューアルオープン!
■世界初!新型インフルエンザ対策タクシーの発表
■電気タクシー導入!
■和歌山電鐵貴志駅リニューアルデザイン発表

■両備てい園記念財団の助成金が2億円を超える!
■高速バス倉敷-大阪線共同運行並びに倉敷インター停留所オープン挨拶 
■伊太祈曽駅に真っ赤な「たま自転車」登場! 
■両備グループ・岡山電気軌道創立100周年記念事業 LED事業開始セレモニーと商品紹介のご挨拶
■たま電車バージョンアップと応援ソング発表セレモニー挨拶
■夢二125年に想う 〜二大コレクター展・好きで集めたら夢二の作品だった〜

■助役のミーコが千の風になりました
■松阪航路再生の出発式のご挨拶
■両備グループ創立100周年ロゴ電車発進!
■凄く嬉しい話!!「和歌山県の商業高校が、わか電の講演を機会にたませんべいを作り、大好評」
■松阪港ー中部国際空港アクセスの再生を松阪市と協定
■和歌山電鐵貴志川線・地域公共交通活性化再生協議会が優良団体として国土交通大臣表彰をうけました!
■和歌山県知事表彰挨拶

■「たま電車」岡山に現る!
■西大寺鐵道フォーラムあいさつ
■「この大不況にタクシー最高配車記録樹立!

■平成21年入社式式辞「おもいやりがCSを磨き、おもいやりで大不況を乗り切れる」
■感動!サンピア倉敷スケートリンク存続奮闘記
■感動!ガイド発表会
■おったまビックリ たま電車 出発・進行!
■『西大寺鐵道展』あいさつ
■代表緊急メッセージ 100周年に向けて「日本一安全な運輸企業大作戦」のキックオフ
■トランスちゃんとポートちゃんに安全管理トップランナー賞を授与
■両備ヘルシーケア発足あいさつ
■平成21年年頭の辞「大不況を克服しよう!」
■スーパー駅長たま様のマント授与式あいさつ




100周年記念餅つき大会

両備グループ
代表 小嶋 光信

2010年7月31日に創立100周年を迎えます。
厳しい経済環境の中を頑張っていただいた御礼に、このお正月に家族団欒でお祝いのお餅を食べて、希望あふれるお正月を迎えていただこうと、全員にお餅をプレゼントしました。

12月時点で両備グループで頑張ってくださっている社員のみなさんの数というと、約7400人でしたが、パートのみなさんも含めると9400人分で、なんと9トンを超えるお餅となりました。それだけ大勢の皆さんが両備グループで頑張ってくださっていると、改めてビックリし、感謝しました。

みなさんも配られるのは、紅白のお餅2個ぐらいかと思っていたようですが、一人4個の5人前で合計20個、これには大変喜んでくださったようで、方々の職場でお礼を言っていただきました。家族の少ない方々には多すぎるかもしれませんが、ご親戚や友達、恋人、お世話になった方と一緒にお祝いしてくださったら嬉しいです。

100年に一度の大不況に新型インフルエンザ、高速道路の土・日・祝日1000円に割り引きの余波や政権交代と、まさに激動の世相ですが、両備グループ50社の全てが、果敢にこの不況に立ち向かってくれました。この100年、先輩たちの努力の上に現役の踏ん張りを加味して、社会のため、地域のため、そして何よりもお客様のために、頑張っている両備グループの姿に、社会が拍手喝采を送ってくれています。最近は両備グループの元気な秘密は何だろうと、大手企業の幹部の皆さんも研究してくださっています。

感謝の100年、思いやりでネクスト100年」と100周年のスローガンを創りましたが、今の経営が危うくて、将来が見通せなければ言えないスローガンだと気づいてくれたでしょうか。両備グループの誠実な努力を真心からの思いやりで包めば、21世紀も間違いなく元気一杯で存在できると言えることは、素晴らしいことです。

この餅つき大会は両備グループの労使で、発祥の地である西大寺のバスステーションで行いました。実施に先立ち、臼と杵がないかと西大寺営業所で探していたら、なんと運転手さんが置いていた素晴らしい石の臼が二つも見つかりました。その臼と杵を使い、心を込めて皆さんの家内安全と交通安全、そして社運隆昌を祈ってお餅をつきました。併せてこの2月西大寺観音院での会陽の双宝木(もろしんぎ)の祝い主を授かったお礼の気持ちも込めました。

和太鼓の景気づけの代わりに、両備グループ公式バンドとして結成されたオルケスタ・デ・ブルースプリングスの素晴らしい演奏で、ついたお餅の美味しいことと言ったら、言葉に尽くせません。最初は今更餅つきなんてと思っていた社員の皆さんも、食べた瞬間にパッと顔が明るくなって、急に盛り上がり始めました。伝統的な餅つきって良いものですね!元気が湧き出てくることを感じました。

構えて!ネクスト100年頑張ろう!

<2009.12.28>

 


ネコ社員「ポート」委員長に昇格
ー 驚異の2年間無事故記録継続中 ー

両備ホールディングス(株)
社長 小嶋 光信

和歌山電鐵のスーパー駅長たまちゃんの二番煎じと思うでしょうが、これもまたビックリするような偉業です。

物流部門の両備トランスポート岡山のトラックは約60台あるのですが、この社員たちの登用で、なんと2年間もの無事故を達成して、現在も継続中です。その上500台以上ある両備トランスポート全体でも重大事故が無しというだけでなく、10万キロあたりの有責事故は0.03件と、安全が売り物のバス業界を凌ぐ数字で、事故の多いトラック業界では、驚異の安全記録を樹立しているのです。

偶然だろうと思われるでしょうが、彼らが2年前に「安全管理夜回り担当委員会」の委員長、副委員長に任命されてからなんです。

経緯は次の通りです。2年前私が小豆島に行くため新岡山港に向かう際、素通りしたら社員も寂しかろうと両備トランスポート岡山の事務所に激励にと顔を出して、帰りかけた時のことです。ドアを開けると茶色の縞模様のネコと黒ネコが2人並んで私の方を向いて座っていました。私が近づくと茶色のネコがゴロリンとお腹を向けて寝転んだので、お腹を撫でてあげて、社員に「どこのネコか?」と尋ねたときから物語は始まりました。2人は野良猫で、運転手さんたちの食事を食べに来るので、みんなに追い払われていると言うのです。きっと飼い猫だったのが何かの事情で港に捨てられたのでしょう。当時すでに駅長たまちゃんが活躍を始めたときでもあり、可哀想なので社員に登用することにしました。

お仕事は夜ウロウロしていたというので、この社員たちのために「安全管理夜回り担当委員会」を作って、茶色の社員をトランスと名付けて委員長に、黒色の社員をポートと名付けて副委員長に任命しました。案の定2人は運転手さんたちと事務所のアイドルになって可愛がられるようになり、運転手さんたちは、出がけに2人を見つけると「安全運転で行ってきます」と声をかけるようになりました。それから無事故記録が始まったのです。その噂が各地の両備トランスポートのトラックの運転手さんたちに伝わって、トランスポート全社の安全運転につながっていきました。

ところが今年の秋ごろからトランス委員長が重い病気にかかってしまいました。多くのグループ社員が手術費用をカンパしてくれて、手術しましたが、11月2日に千の風になってしまいました。新しい風としての住処を立派な大理石で作って、みんながトラックで出かけるところから見えるようにしました。

これで無事故記録も終わるかと心配しましたが、それまであまり働かなかった副委員長ポートが俄然責任感を発揮して働き始めて、トランスの千の風と一緒に無事故記録を継続中です。

ここでトランス委員長の喪もあけたので、ポートを委員長に昇格することにしました。

もう一つ不思議なことは、その両備トランスポートのCOO(執行責任者)の三村専務とポートは、全く親子と言っても良いほど顔も似ており、おまけにメタボです。きっとこれからも無事故記録が続くでしょう。

辞令交付式の帰りがけ、今改修整備中の金甲山の旧レストハウスに寄ると、何とまたトラネコ2匹と黒ネコ1匹が私の前に現れ、私に声をかけてきて、山の神様に祈っているとみんな集まってきたのです。それを見ていた社員もまたビックリです。さて、また新しいドラマがはじまるのか…。

みなさんネコやイヌを大事にしましょう。最近どうも万物の霊長はネコではないかと思い始めました。

<2009.12.19>



貴志川線の未来を”つくる”会5周年おめでとうございます!

和歌山電鐵株式会社
社長 小嶋 光信

貴志川線の未来を”つくる”会の5周年おめでとうございます。

一口で5周年といいますが、みなさんの会が無ければ、また在っても活動が本物でなかったら、私たち和歌山電鉄は生まれていませんし、現在順調に再生も出来ていなかったでしょう。

私たち両備グループは、本来地元の岡山で地域公共交通の存亡をかけて、公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり」運動を展開し、21世紀未来型のLRT「MOMO」の開発や、中心市街地空洞化を阻止するために108メートルのグレースタワーを建設したりして活動しておりました。

市民団体の「RACDA(ラクダ)」が私たちの運動を全国に紹介してくださって、それから全国各地からどうやったらLRTを復活できるか、どうやったら赤字鉄道やバスを再生できるかの問い合わせが多数舞い込み、その中の一つが皆さんの貴志川線の取組みでした。

私が再生の判断をしているポイントは、

  1. 本当の物心両面の市民の存続運動があること
  2. 行政と議会の一本化した支援体制が構築されていること
  3. 廃止される会社の協力があること

を前提に、道路の拡幅が今後も見込まれないこと、人口がこれ以上減少しないこと、観光などの企業努力の余地があることなどでした。覆面で岡山電気軌道の幹部とは別に、現地調査して、その全てに合格することを確認できました。

そして欧米型の公設民営の手法で、上下分離し、運営会社は三セクでなく100%民間出資とすること、住民の要望は会社内に設置する運営委員会を司令塔にすることのスキームを決めて再生に取り掛かりました。本来法律上だけではできないこのスキームを提案し、行政がこの超法規を大変な努力で纏めていただいたことも今日ある理由です。

そしてまさに和歌山電鉄開業の日に、和歌山電鉄再生のシンボルとなるスーパー駅長たま様が、住みかを失って、救済を求めてきて、救世主が生まれたのです。みなさんと共に年間50前後のイベント、いちご電車、おもちゃ電車、たま電車の投入とともに、このスーパーアイドルたま様のコラボレーションで、まさに地域に奇跡が起きたのです。そして将来の地域鉄道を守る法律「公有民営」法が生まれ、90もの地域鉄道のうち、存続の危ぶまれていた70近くに希望の光がともったのです。

実はこれからが正念場です。すでに次の10年に向けての火蓋が切っておろされています。この5周年をバネに、さらに未来をつくる会が、結成されたときのあの燃えるような情熱を燃やして、さらに組織充実されていくことが、次の時代を開く大きな要因になるのです。おめでとうございます! そしてさらにピッチを上げて、みんなで手を取り合って、貴志川線だけでなく全国の地域公共交通の活性化に向けて頑張りましょう!

<2009.12.20>



里丘クリスマスツリー点灯式

両備ホールディングス(株)
社長 小嶋 光信

2007年、両備ホールディングス本社のある出石地区町内の旧出石小学校跡地を開発して、福祉施設、スポーツ施設とマンションの複合施設を造りましたが、地域と企業のコラボレーションは口で言うほど上手くいくことは一般的には稀です。それはあまり身近すぎて、お互い粗が見えるからでしょう。この出石地区連合町内会とは不思議と気があって、花いっぱいの運動やクリスマスイルミネーションなどコラボレーションが盛んです。まさに両備グループのコマーシャルソング「街は青春」の歌詞そのままで、「街は青春花盛り」です。

昨年街づくりに熱心な岡山東ライオンズクラブさんが、クリスマスイルミネーションを下さったことからこの運動は始まりました。そして、再開発の目玉である公園から一体になった駐車場の屋上庭園「インターパークス里丘」に小さなクリスマスツリーをつくりました。

今年もライオンズクラブさんと、うれしいことに町内会からもイルミネーションがいただけるというので、昨年いただいた分も含めてショボイのでなく、見栄えのするものにしようと、里丘全体をツリーとして6メートルの高さで14000個の電飾を使ったイルミネーションツリーを作りました。一応県下最大級ということになったようです。

点灯式はこんな世相だから、むしろ明るく元気にしようと、両備グループ公式のオルケスタ・デ・ブルースプリングスの演奏で、私立共生保育園の園児30人がクリスマスソングを歌ってくれました。最初は恥ずかしそうに小さな声で歌ったので、「元気良くもう一度本番で」と、2回目は明るく元気いっぱいに歌ってくれました。

11月24日には旧両備バス本社のパーク&バスライドのシンボルになっているロンドンバスに、100周年記念のクリスマスイルミネーションをしています。これからもサステーナブルに毎年少しずつ大きくしていきます。

素晴らしいクリスマスイルミネーションツリーをぜひ一度見にきてください。

<2009.12.08>

 


世界初!バス車載用ウイルス除去装置開発

両備グループ
代表 小嶋 光信

今年の春、新型インフルエンザの恐怖で、航空機から電車、バスやタクシーに至るまでの交通機関が、観光出控えや旅行中止、会合中止などで経験のない需要減退に見舞われた。

丁度その頃、広島から岡山に帰る新幹線に乗ったところ、同じ車内の一人のご老人が咳を数度したら、車内は一瞬でパニックになった。咳を合図に、突如マスクをする人、怪訝な顔をする人、席を立って逃げ出す人など車内は異様な光景になった。その様子を面白がった老人は、わざと大きな咳を、立ち上がって車内中にし始めたら、何とその車両から全員が立ち去ったのだ。

インフルエンザウイルスの公共交通に及ぼす恐怖をまざまざと感じた。閉鎖車内の安心の確保は、いままで気付かなかった大問題だ。

この対策を何とかしなくてはと考えていた時に、ダイキン工業の田中副社長が来社され、ウイルス対策の技術がないかお尋ねをした。田中副社長には、「これからのバス車載用の空調は、冷暖房や湿度だけでなく、空気を洗浄し、ウイルスだけでなく花粉やダストや臭いを清浄化する事が大事ではないか、特に公共交通のような狭い空間での車内清浄化をする事が、今後安心して移動できるかの重要な事柄になる」と話をしましたら、大いに盛り上がって、グッドアイデアということで意見が一致した。

そこでダイキンで開発出来ないかを提案したところ、ダイキンでは車載用は開発したことがなく、どうすれば良いかということになった。両備グループの特徴は公共交通として電車やバスを運行するだけでなく、グループ内にバスの改良ができる整備部門の両備テクノカンパニーがあること、また製造業として小型トレーラーの生産シェア日本一のソレックスがあり、そこにバスを熟知した開発役員がいることで、お互いに技術力を持ち合って共同開発をすることにした。日本でも世界でも、開発力のあるメーカーを持っている公共交通企業は、きっとないだろう。この問題を解決する事は、まさに我々の使命だと思った。

ウイルス対策技術は何社ものメーカーが開発されているが、ダイキン工業の光速ストリーマ技術を選んだ理由は、

1. バス車内という比較的広い空間に漂う菌を、わずか6分間で除去する除去能力の高さ
光速ストリーマ技術は、プラズマ放電の一種で、一般的な放電技術の1000倍以上の酸化分解力がある。これは高速電子を三次元に、かつ広範囲に発生し、熱エネルギーに換算すると100,000℃で、太陽表面温度の約16倍という凄さだ。

2. そのストリーマ放電技術が、ウイルスの分解・除去に関してWHO(世界保健機関)からウイルスの研究機関として指定されている「ベトナム国立衛生疫学研究所」の評価を受けている

の2点だ。

小さな空間で効果のあるものや、車内にあちこち取り付けるのなら色々製品はあるが、ダイキン製はコンパクトで除去スピードと能力で勝る。

そしてわずか6ヵ月程度の短い期間で共同開発した今回の製品は、

1. 既存のバス空調ダクトに組み込める省スペース
2. 冷暖房運転しない時期でも送風で利用可能
3. フィルターなどは年一回の交換のみ、かつ簡単交換が可能

という優れもので、しかも20万円を切る低価格だ。バスを仮に10年使ったとして(もっと使えるが)、年2万円で安全安心な車内空間をお客様に保証できると言うことは素晴らしい開発だと自画自賛している。

この開発が両備グループのみならず、日本の公共交通や観光バスに利用され、日本のバスは世界一安全・安心な乗り物と評価されれば大変嬉しい

<2009.11.26>

 


植物工場ミニプラント「やさい蔵(ぐら)」発表

両備グループ
代表 小嶋 光信

日本の食は、食糧自給率が先進国中最も低いという現実と共に、昨今は食の安全・安心の問題も加わり、大変身近な国民的関心であり課題といえます。

両備グループも交通運輸、情報、生活関連の3つのコアを持っていますが、グループ経営の共通テーマは安全・安心・エコで健康です。特に岡山県は農業県であり、何とか地産地消にと両備ストア「リョービ・プラッツ」で努力していますが、品揃えが難しいうえに流通コストも高く普及に困っていました。

そこにこの植物工場の普及を目的にミニプラントの補助事業の募集が経済産業省であり、両備グループの製造部門のソレックス(株)の得意技であるクリーンルーム技術による物づくりの知恵と、情報部門によるホームページづくりの技術や、両備ストアやサルボ両備(株)の消費者直結による知恵を加え、両備グループの総力を結集して、農業の工業化、未来化に取り組んでみました。

植物工場のウィークポイントは、コストであり、強みは年中計画生産できる、安全・安心な食の保証です。

このコストの問題

  1. 特許申請のコンピュータ制御によらない追肥の自動化と長期メンテナンスフリーのシステム化による省力化
  2. ソレックスのクリーンルーム技術の応用で、過剰なハイテク化を極力抑えたことに加え、良性バクテリアの活用で種苗の持つ生命力を活かしてコストダウン
  3. 完全人工光型であると同時に太陽光発電とLED照明の利用でエコで省電化
  4. コンパクトで軽量化を実現した素材開発で移動しやすいため、消費現場のレストランやスーパーでディスプレイも兼ねながらの生産即販売が可能となり、輸送経費や流通コストを大幅減
  5. ウィルスフリーの種苗の利用で、さらに生産性を30%アップさせて、コスト問題を軽減する可能性の開発

で解決しました。

お客様に農業の生産現場を見える化して、安全・安心を保証するばかりでなく、お店のディスプレイに利用でき、またお客様自ら収穫して食べていただくことで、農業体験もしていただけます。

この度特許申請の他、商標権も登録してメイドイン岡山の「やさい蔵(ぐら)」として販売も計画中です。
またこれを約10倍にしていただくと、植物工場として効率的な経営ができると思います。
植物工場ミニプラントのホームページでの紹介は(株)リオスの担当、電車ボディ広報は岡山電気軌道と、両備グループの総力をあげて、日本の食糧問題と、その解決の一方策である農業の工業化を皆さんに理解していただこうと思います。

 >> RYOBI「植物工場」コンセプトシート(PDF)

 >>植物工場 in OKAYAMA やさい蔵(ぐら)Webサイト

<2009.11.04>

 


両備ボウル リニューアルオープン!

両備ホールディングス
社長 小嶋 光信

軽快な両備グループのテーマソング「街は青春」にのって、今日両備ボウルがリニューアルオープンです。
演奏してくれたのは両備グル-プ100周年を記念して結成された両備社員によるバンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」です。

西大寺鉄道から来年7月31日で100周年、「感謝の100年、おもいやりでネクスト100年」を合い言葉に、現在各社で安全・安心・エコで健康を中心に色々な取り組みをしています。

このボウリング場も開業以来30数年経ち、昨年耐震性の補強工事を済ませたので、今年は「明るくしなさい」と言いましたところ、電球を140本のLEDに変えて2.4倍の明るさにすることができました。オマケに電力も4割減少し、エコで省エネです。液晶モニターや内装の一新で名実ともに明るくなりました。

両備グル-プでは公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり」運動を展開しています。先ほどの両備グル-プコマソンの「街は青春」もそんな思いを込めて25年前に作ったテーマソングです。これからの地方の時代はみんなの力でこの素晴らしい岡山を創っていきたいと思います。それにはアクティブに、まず健康が一番です。両備ボウルで楽しく健康づくりしていただけたら幸いです。

<2009.10.31>

 


世界初!新型インフルエンザ対策タクシーの発表

両備グループ
代表 小嶋 光信

秋晴れの素晴らしい今日この頃ですが、同時に、これから秋から冬にかけては、新型インフルエンザなどの風邪の流行の季節になるでしょう。この春の新型インフルエンザの流行の兆しでは、国民生活が圧迫されるほど、国民のみなさんは対策におわれ、外出が少なくなりました。私も長く経営をやっていますが、電車、バスという公共交通からタクシー、航空機にいたるまで乗り控えになった経験は初めてです。生活に、仕事に、観光に、世界がいっぺんに閉鎖されるほどの勢いでした。

両備グループとして、公共交通やタクシーをお客様に安全に、安心して、快適にご利用いただくためには、このインフルエンザなどのウイルスの対策が必須と考え、プロジェクトを造って研究させておりました。

あるとき三洋電機のウイルスウォッシャーをいただいて、机の上において利用しているところをプロジェクトリーダーが発見して、これはひょっとして家庭用ではなく、車載用に使えるのではと問題意識をもって、メーカーさんと開発を始めました。

この製品は、安全な水道水で次亜塩素酸(長寿命)OHラジカル(短寿命)に電解してミストを発生させるタイプのもので、(財)北里環境科学センターなど専門機関の研究・試験で99%のウイルス抑制効果があると実証されている優れものです。おまけに電解ミストを発生するので、お客様にウイルス対策が見える化できます。

ウイルスばかりでなく、花粉やダストや臭いまで抑制することができる素晴らしい効果があります。
これで安心してお客様に両備グループのタクシーに乗っていただけます。病院の行き帰りや、お子様、お年寄り、身体の具合の悪い方々にも安心してご利用いただけます。

試験的に両備グレースタクシーで運用実験しましたが、お客様は乗って安心、空気が綺麗で、喉が楽になった気分、さすが両備グループと好評価をいただきました。

社長として、もう一つの喜びがあります。それは狭いタクシーの空間で、一生懸命頑張って下さっている乗務員のみなさんにも、安心・安全・快適だということです。毎日何十人と多くのお客様をお乗せしています。中には風邪を引いたお客様もいるでしょう。今までマスクなどをしていましたが、マスクをしていると、風邪を引いていると勘違いされて、乗っていただけないことが多々ありました。これで乗務社員の皆さんも、安心して、健康的な仕事が出来ます。まさに一石二鳥です。

世界で初めての取組みとして、1000台の両備グループのタクシーのうち、今日までに250台に搭載しています。11月には800台になる予想ですが、出来れば年内に完了したいと思っています。

現在、電車、バス用も弊社と複数のメーカーさんで開発をしていますが、11月中には発表できると思います。
両備の取組みを参考にしていただいて、日本のタクシーは世界で最も安全と業界全体が言われるようになれば幸いです。

<2009.10.30>

 


電気タクシー導入!

両備ホールディングス株式会社
社長 小嶋 光信

約10年前から「公共交通とタクシーで歩いて楽しいまちづくり」運動を進めています。通常は長いタイトルなので「歩いて楽しいまちづくり」と短く言っています。この運動の心は、岡山の街において、人と車の共生を図ることです。自家用車はパークアンドライドで郊外で乗り換え、中心市街地は公共交通とタクシーを利用します。すると歩くことで環境に優しく安全になり、そのうえ市民が健康にもなります。市民が健康になると街に賑わいがでて、商店街も元気になります。

日本テレビの「秘密のケンミンSHOW」にも取り上げられ、岡山を代表するコマソンとして愛好されている「まちは青春」はそんな願いを込めて作りました。

このたび、小型タクシー車両として究極に環境に優しい電気自動車アイミーブが誕生しました。まさにエコ岡山に相応しい自動車です。これを広告塔にさらに「歩いて楽しいまちづくり運動」でエコのまちづくりを進めたいと思います。

もう一つのこだわりは、メイドイン岡山です。来るべき地方主権の時代に、地域の経済に多大な貢献をしてくださっている三菱自動車工業水島製作所にエールを送るとともに、水戸岡デザインにより、スッキリと一目で分かる電気自動車タクシーにより、その宣伝を無償で協力させていただきたいと思います。その上燃料はエコの中国電力さんで、まさに一石二鳥どころか三鳥の運動になるとおもいます。電気タクシー、電気自動車普及のためにご利用よろしくお願いいたします。

<2009.10.26>

 


和歌山電鐵貴志駅リニューアルデザイン発表 

和歌山電鐵株式会社
社長 小嶋 光信

お陰様で和歌山電鐵は、貴志川線の未来をつくる会をはじめとする地域のみなさんや全国のみなさん、国、和歌山県、和歌山市と紀の川市など行政や議員のみなさんのご協力と、毎日の業務やイベントに献身的に努力してくださる社員のみなさん、そしてスーパー駅長たま様(勲功爵)のお陰で、再生も極めて順調に進んでいます。昨年は既に補助金を半減するまでに成長することができました。

電車に続いて貴志駅のリニューアルの話が出てきて、正直大いに迷いました。戦前からの地域の思い出を残すか、それとも新しいコンセプトで駅を造るかを思案した結論は、スーパー駅長たま様に相応しい駅舎であり、木の国和歌山県の紀の川市の表玄関に相応しい駅舎を造ることでした。

私が水戸岡先生に注文をつけたのは、たま駅長にふさわしい駅舎であることと、和歌山県産の檜皮葺にするの2点だけでした。水戸岡さんは、エコでネコロジーをテーマに擬猫化された素晴らしいデザインを考えてくれました。建物をハコモノと言いますが、この箱はたまをモデルにした駅舎としてだけでなく、たまの駅長室、たまカフェ、たまギャラリーやお社などまさにたま(玉)手箱です。檜皮はじめ和歌山県産の地産・地消の自然素材を中心にした貴志駅舎は、世界に二つとない駅舎になり、地域の誇りとなるでしょう。この駅舎が和歌山県、紀の川市の名物になって、地域の発展に寄与して、そのうえ和歌山電鐵の50年、100年の存続のモニュメントになれば幸いです。

 


※以下は水戸岡氏+ドーンデザイン研究所によるデザインコンセプトです。


究極のエコ・ネコロジカル建築 貴志駅 たま駅舎
2009/10/20 水戸岡鋭治+ドーンデザイン研究所

住民の、住民による、住民だけでない皆さんのための鉄道路線として広く共感を呼んでいる貴志川線。
沿線を越えて全国的な人と文化と経済交流の結節点をつくったのが、想定外のキャラクター「たま」であることは言うまでもない。
いまやあちこちで就任している動物駅長のさきがけであり、動物界の一大現象を巻き起こした。
それゆえ貴志駅設計デザインのコンセプトが「たま駅長のためのエコ建築」であっても不思議ではないだろう。

ネコの顔をした、たまの棲む家
貴志川線のシンボル、たま駅長をデザインのモチーフとして前面に打ち出した。
擬人化ならぬ「擬猫化」(ぎびょうか?)された駅舎である。

駅舎外観 
遠くまで見通す光る「目」と、どんな音も聞きもらさない「耳」をつけた屋根は、地元のヒノキの皮を張り重ねた伝統の工法、檜皮葺(ひわだぶき)。
「擬猫化」といっても、メルヘンチックというより伝承の民話・説話の世界に近い。
洋のようでありながら和の郷愁を感じさせるたたずまい。

駅舎内部
木、石、土、レンガ、ガラスといった天然素材による、大きな土間のような空間は、ネコ好き・鉄道ファンでない人をもゆったりやさしく包みこむ懐かしさに満ちている。
・柱や梁が美しく組まれた、たま好みの屋根裏。ここに駅長が放たれる時間ができたら、どんな風に楽しんでもらえるか。

ホーム
お客様やサポーターの皆さんへの感謝の気持と安全安心の祈りをこめて、3つのテーマをもつ「お社」を建立。 

・いちご神社(電車と果物はじめ農作物)
・おもちゃ神社(電車とおもちゃや遊具)
・ネコ神社(電車とねこや動物全般) を祭る。
 渋谷のハチ公、浜松町の小便小僧のような名物スポットになれるか。
           
駅を囲んで
季節を彩る桜(たまお気に入り)かえで、もみじ、くす、けやきなどを植え、樹木で駅を守る。
いつか森の駅になるように、小規模な植栽ではなく樹木を選ぶこと。

その他
たま駅長室、たまトイレ たまカフェ たまショップ、たまギャラリーを併設する。


<2009.10.20>

 


両備てい園記念財団の助成金が2億円を超える!

財団法人両備てい園記念財団
理事長 小 嶋 光 信



<2009.10.05>

 

両備ホールディングス 社長 小嶋 光信

高速バス倉敷-大阪線共同運行並びに倉敷インター停留所オープン挨拶

両備ホールディングス(株) 社長 小嶋 光信

素晴らしい秋晴れの中、倉敷伊東市長様はじめ関係のみなさまをお迎えして、高速バス倉敷ー大阪線共同運行と倉敷インター停留所オープンが、地元はじめ皆様のご協力でできますことは大きな喜びです。

中国ジェイアールバス、西日本ジェイアールバスと私どもとは競争と協調という関係で,仲良くお付き合いさせていただいていますが、大阪方面は、お互いに凌ぎをけずっておりました。私共は大阪駅に乗り入れしたい反面、ジェイアールさんは岡山駅前の両備高速バスセンターなどの施設利用と湊町、難波への乗り入れをしたいと思っておられました。このたび話し合によって、共同運行という形で双方が大阪駅経由湊町と、大阪の南と北の中心地に乗り入れし、それも30分に1本という好頻度で、乗り換えなしで経済的に行けるようになり、倉敷市民のみなさまに大変便利になったと思います。

また、この機会に倉敷市で初めて高速バスパーク&ライドの施設ができ、マイカーとの乗り換えが凄く便利になりました。高速バスご利用のお客様には勿論無料(5日間)で、駐車スペースは120台を誇り、水戸岡デザインの待合所ではゆったり快適にお過ごしいただけます。

この高速バス路線の充実が、倉敷のみなさんばかりでなく、多くの大阪からのお客様のご利用を図り、倉敷の観光に、地域の発展に寄与出来れば幸いです。今日はどうもありがとうございました。

<2009.10.01>

 


伊太祈曽駅に真っ赤な「たま自転車」登場! 

和歌山電鐵株式会社 社長 小嶋 光信

秋晴れの心地良い今日、沢山の子ども達とご家族のみなさん、公務お忙しい中駆けつけて下さった大橋和歌山市長と、貴志川線の未来をつくる会の濱口代表はじめ多くのみなさまに囲まれて、弊社のレンタサイクル事業の出発式におこしくださって、ありがとうございます。スーパー駅長たまちゃんも、今日は休日出勤ですが、小山ご夫妻のご好意で、花を添えていただきました。

和歌山電鐵の再生は、この路線を「知っていただく」「乗っていただく」「沿線に住んでいただく」を戦略に、いちご電車、おもちゃ電車、たま電車という電車の魅力、スーパー駅長たまちゃんというビッグアイドルと年間50近くのイベントの開催、そして何より地域の皆様のご協力により、お蔭様で着実に進んでいます。最近は更に沿線開発として、西日本最大の三社参りの復活や、交通センターや大池遊園の活性化などを企画しています。

この度は、和歌山県ふるさと雇用再生特別基金活用事業として、和歌山市から「伊太祈曽駅・四季の郷公園連携業務」事業を委託され、貴志川線伊太祈曽駅から四季の郷公園および貴志川線沿線の名所・旧跡等の観光PRに関する業務の一環として伊太祈曽駅にて「レンタサイクル事業」を開始することになりました。

是非和歌山電鉄をご利用いただき、この真っ赤な可愛い「たま自転車」で、四季折々の沿線の公園施設や、文化、歴史をお楽しみください。


<2009.09.20>

 


両備グループ・岡山電気軌道創立100周年記念事業
LED事業開始セレモニーと商品紹介のご挨拶


岡山電気軌道株式会社 社長 小嶋 光信

このたび岡山電気軌道で、100周年を記念して、新事業としてLED照明の販売・施工事業を立ち上げることに致しました。きっかけは、LEDの素子製造のトップメーカーである米国クリー社のチップを使って蛍光灯や電球の開発・製造をしている(株)オービカル特機さんから販売依頼があったことです。私どもは電車やバスなどの公共交通を通じて、いわゆる「環境良化産業」として、環境に優しい社会づくりに邁進するとともに、「歩いて楽しい街づくり」をテーマに、明るい社会、楽しい岡山を演出していきたいと思っています。LEDが次世代の環境に優しい照明であること、会社として電気に扱いなれており、事業のシナジーが発揮できるということで、この事業の推進を決めました。昔にさかのぼり、まだ中国電力さんが無い時代には、自ら発電し、照明も販売していたということで歴史の因縁を感じます。

この新しいLED照明をみなさんの身近に感じていただくショールームとして、岡山駅前電停の照明と、たま電車の車内の照明を蛍光灯型LEDに変えて、皆様に「見える化」させていただくことにしました。また、10月中旬には販売が出来ると思いますが、他社では半球ですが、LED電球としては日本で唯一完全な全球(通常の電球とほぼ同型)の「たま電球」を、岡電100%出資の和歌山電鐵貴志駅スーパー駅長たまをブランドイメージとして販売する予定です。40ワット球で消費電力は従来品に比べて約10分の1、蛍光灯型でも約2分の1と省エネ効果に優れており、これからの環境対策にはまさにうってつけです。

是非世の中に先駆けて、会社を、家庭をエコにしていただくお手伝いをさせていただければ幸いです。

<2009.09.14>

 


たま電車バージョンアップと応援ソング発表セレモニー挨拶

岡山電気軌道株式会社 社長 小嶋 光信

岡山のみなさんから、「和歌山電鉄貴志川線のスーパー駅長たまに会いたいし、たま電車にも乗りたいけど、遠いので、何とか岡山で…」というご要望が多いので、先日岡山の路面電車にもたま電車を登場させました。水戸岡先生のデザインによる35匹のたまちゃんがボディにあしらわれた電車の登場に、みなさんから可愛い、また乗りたいとご好評いただきました。その時、少しずつバージョンアップしますから、また乗ってくださいと申し上げましたが、お約束通り、9月のシルバーウィークに、遠出されないみなさんに、岡山を楽しんでいただけるように、今日登場させました。


35匹のたま駅長が、3600匹のたま駅長にバージョンアップしています。乗っていただいて電車の天井を見上げると、いろんなたま駅長が目に飛び込んできます。ブラインドやあちこちにたまの物語を見ていただけます。

また今日は、YUKIKO.さんからプレゼントしていただいたたまちゃんの応援ソング「駅長たまでございます」の発表を兼ねて、旭東幼稚園の園児さんたちの合唱と、両備グループバンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」のみなさんによる演奏で、本邦初演でお楽しみいただきたいと思います。

私たちのこの100周年の事業が、少しでも明るい、少しでも楽しい岡山の街づくりになれば幸いです。

<2009.09.18>

 

夢二郷土美術館 館長 小嶋光信

夢二125年に想う
〜二大コレクター展・好きで集めたら夢二の作品だった〜


夢二郷土美術館 館長 小嶋光信

夢二生誕120年で、初めて竹久夢二伊香保記念館と夢二郷土美術館と競演で、展覧会を催した。夢二の愛した二つの故郷から、夢二の全てを皆様に見ていただきたい一心で、今まで門外不出だった竹久夢二伊香保記念館の木暮館長を訪問し、初めての競演が実現した。

竹久夢二には、生まれ故郷である岡山と、こよなく愛した上毛三山の一つである榛名山が心の故郷であると思う。この二つの故郷から夢二を見ることが一番夢二の作品を理解できると思っている。

「花のお江戸じゃ夢二とよばれ、故郷(ふるさと)に帰ればへへののもへじかな」と夢二自身が戯れ歌に詠っているように、夢二は生誕地であり少年期まで過ごした郷土岡山を愛し、郷里に帰れば童心にかえったと思う。夢二の生家には、夢二が少年時代を過ごした部屋から、いきいきとして豊かな農村の風景が見られる。慕っていた姉が畦道を嫁ぐ後ろ姿を格子の窓越しに眺め、姉を思って柱に墨で書いた姉の名(松香)と夢二の本名(茂次郎)が、今ではほとんど見えなくなっているが、夢二の郷里への思いは今でもはっきり残っている。この豊かな農村の風情と、懐かしい母や黒髪の美しい姉への思いが、優しく憂いを秘めた夢二式美人の伏線になっていると思う。

夢二の評は沢山あるが、得てして興味本位の女性関係だけを評して、歪んだ夢二観になっていると思う。故郷岡山と、「榛名山賦」に代表されるように、この二つの故郷にある作品を知らずして、彼を語ることは出来ないと思う。

故郷岡山には、夢二コレクターであった松田基氏の所蔵の作品が、夢二郷土美術館と、生家に展示されている。
夢二は、若い頃は社会主義に傾倒し、風刺のコマ絵などを多く描いているが、「絵筆折りて、ゴルキーの手をとらんには、あまりにも細きわが腕かな」と詠っているように、マルキストというよりは、むしろ岡山人気質に共通するヒューマニストであったという松田氏の夢二観に、私も同感だ。豊かな岡山の風土から生まれた、やや反権力的で、だれの世話にもならないという気概が底辺にあるように思う。師をもたず画壇に属さず、生涯自由な作風を創り続けた彼の姿勢は、まさしく岡山人なのだ。

こよなく愛した第二の故郷である榛名山の麓にある竹久夢二伊香保記念館には、夢二のコレクターであった長田幹雄氏の所蔵されていた作品が展示されている。長田幹雄氏は元岩波書店の専務取締役をしていたというように、大の本好きで、東京の神田などで好きな装幀の本を中心に集めていた。結果それが夢二の作品が多かったという。

弊館は夢二の大物の作品を中心とし、伊香保はデッサンやデザインを中心とした収集で、両館合わせて夢二の全てが見える。彼は、心の詩を絵に描こうとした画家であり、詩人であり、デザイナーだ。これほど世界でも多彩な、いわばマルチアーティストはいない。彼は庶民の暮らしに芸術、美術を持ち込もうとした、生活クリエーターでもあった。夢二というと夢二式美人画だが、それは彼の作品のほんの一部分といえる。

昨年突然あのフランスのミシュランの日本版に、岡山の夢二郷土美術館が掲載され、「夢二は日本のロートレック」として紹介され、世界のミシュランに認められる光栄に浴した。

この栄誉と、今年の9月16日で生誕125年であり、誕生日を挟んで、今回も全国高島屋で125年記念展覧会を開くことにした。120年展覧会では、皆様に初めて二人のコレクターの集めた夢二の多彩な作品に触れていただき、素晴らしかった、もっと夢二を知りたいという驚きの声が多かった。その気持ちが風化しないうちに、5半世紀として、高島屋の鈴木社長にお願いして今回の展覧会の運びになった。

大正前期に描かれた「日本男児」の画賛には「日本男児は泣きませぬ 泣くのは涙ばかりです」とあり、また「日本に生まれてここにあり」と言い切った彼の言葉にも、難解な主義主張ではなく、たんに庶民感覚をもった心優しき日本人であった夢二を感じる。日本のロートレックと夢二をミシュランが評していただいたように、この日本が彼の最も愛した舞台であったと思う。国破れて山河ありというが、戦後60数年たった今、日本の伝統、文化がやや風化しはじめた現在を、二人のコレクターの夢二の作品や心の詩から見つめ直していただけたら幸いだ。

<2009.09.16>


両備ホールディングス社長  小嶋光信

助役のミーコが千の風になりました

和歌山電鐵株式会社 社長 小嶋光信

かねてから病気療養していた弊社貴志川線貴志駅助役であり、スーパー駅長たまのお母さんのミーコが、千の風となりましたので、初七日の平成21年7月26日に貴志駅の永久助役の発令をいたしました。

駅長たまへの素晴らしいサポートで、陰になり日向になって、たま駅長を支え、和歌山県の勲功爵に、また全国や世界のたま駅長に育て上げた功績は多大です。この活躍に報いるために「千の風になって永久助役を命ず」と功績を讃え、これからもズーッと和歌山電鉄貴志川線貴志駅で、たま駅長、チビ助役はじめご愛顧いただいた皆様や、社員を見守っていただくことにいたしました。
ちょうど四十九日も終わり、育ての親の小山さんの気持ちの整理もついたとのことですので、心を込めてご報告いたします。

敬礼 


9月6日、和歌山電鐵株式会社貴志川線貴志駅助役ミーコの喪が明けましたので、永久助役に就任しましたことを、謹んでご報告申し上げます。

和歌山電鐵株式会社

<2009.09.06>


両備ホールディングス社長  小嶋光信

松阪航路再生の出発式のご挨拶

両備ホールディングス 社長 小嶋光信

昨日まで競合していた松阪航路を、本日こうやって津エアポートライン(株)の松阪航路として、再生をお引き受けして、山中松阪市長と、松田津市長ご臨席のうえで出発式ができることは、感無量の気持ちです。

行き過ぎた地域間競争の落とし子として、前任の松阪高速船(株)がご苦労されましたが、開業当初からの業績不振に、燃料高騰、世界大不況に新型インフルエンザ、さらに高速道路が1000円定額と次々に苦難が加わり、経営が行き詰まりました。今年の春より、松阪高速船(株)の江崎社長から再生依頼の白紙委任と山中松阪市長からの、熱く、ハードな再生へのお願いをいただきました。

今回の再生のキーワードは地域間競争から、地域間連携への転換です。

この再生は、一企業としての再生は難しく、津エアポートライン(株)の一航路として松阪航路を吸収することが唯一の再生スキームでしたが、津市の松田市長の温かいご理解で、その可能性を見いだせ、発展的な形でお引き受けできることになり、八方丸く収まりました。ご苦労された江崎社長も、このタイミングで廃業すれば、天草でのご本業を守ることができるでしょう。

そして、この航路がまさに地域間競争から、地域間連携へのシンボルと変わったのです。

果たして本当に再生できるのか、との疑問があるでしょうが、

  1. 営業所としての管理で、間接費の大幅削減をする。
  2. 供給過剰を3便減便することでコスト削減する。
  3. 300円運賃値上げで、津航路との価格差を削減する。
  4. 予備船の活用で、津航路へのドック時の代替え船収入や観光船収入を得る。
  5. 行政と一体になった営業努力

などの経営努力で、来期には黒字化できると自信を持っています。

これからは津市と松阪市はじめ三重県の海上アクセスとして、地域間連携を進め、さらに発展するように努力致しますので、よろしくご高配、また市民のみなさまのご利用をお願い致します。



<2009.09.01>


両備グループ代表 小嶋光信

両備グループ創立100周年ロゴ電車発進!

両備グループ代表 小嶋光信

両備グループの母なる西大寺鉄道(株)が創立されて、来年7月31日で丸100年目を迎えます。幾多の苦難や試練の中、皆様にご愛顧いただいて、この日を迎える準備ができることは無情の喜びです。岡山電気軌道(株)も同じ1910年6月9日が創立ですから、その記念ロゴをつけた路面電車をグループの広告塔として走らせることでキックオフにしました。

テーマは「感謝の100年、思いやりでネクスト100年」です。今までの100年をただ感謝だけで終わらせるのでなく、次の100年安心してお付き合いいただける両備グループとして、思い切った変革をしていきたいと考えています。落ちぶれても100年は何とか続けられるでしょうが、隆々と100年、また次の100年に希望と夢を感じられるように、100年続けてきた企業理念の「忠恕=おもいやり」をバトンタッチしていきたいと思います。

まず、グループ企業の体質改善や、グループの信託経営に横串を入れてグループ経営力を高めていきます。グループを3つのクラスター、すなわち「交通運輸」「情報」「生活関連」に分けて、それぞれのグループ管理、グループ内の人事異動など、独立性を維持しつつ、コラボレーションとシナジーを発揮できる体制づくりに変えていっています。

そして、地方企業であり続けるために、敢えて巨大市場の東京に事務所を設け、成長を図ります。経済が低迷している地方だけでは、危機意識が負け意識になってしまいますから、地域でしっかり踏ん張り、首都圏で大きく羽ばたきたいと思います。

100周年のロゴマークは、グループデザイン顧問の水戸岡さんの手によるもので、100の丸が右肩上がりにデザインされています。また、このロゴ電車の車番は8101号で、末広がり8、100年、そして1番…と読み取れるような縁起の良い番号を現場で選んでくれています。さらに、今日の出発を、安全招きの両備トランスポートカンパニー社員(猫)のトランスちゃんとポートちゃんと両備グループバンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」が花を添えてくれております。両備グループでは和歌山電鐵のスーパー駅長たまが有名ですが、岡山ではこの2人(?)が安全招き猫として活躍しており、就任以来、両備トランスポート岡山では20カ月近く無事故を記録し、トランスポート系全体でも驚異の安全率を誇っています。

来年迎える100年目の創立記念日を挟んでの2年間、51社7000人超の社員が一丸になって、それぞれ趣向を凝らして感謝の気持ちを表したいと頑張りますので、これからもご愛顧よろしくお願いします。



<2009.07.30>


両備グループ代表 小嶋光信

凄く嬉しい話!!
「和歌山県の商業高校が、わか電の講演を機会にたませんべいを作り、大好評」


両備グループ代表 小嶋光信

昨年全国商業高校全国大会和歌山大会に招かれて、持論の「五育のすすめ」をお話に行きました。
五育」とは、知育・徳育・体育に加え食育と家育を加えたものです。 核家族化による家庭教育での躾教育の弱体化と、食生活の知識不足や生活習慣の乱れは驚くばかりです。

その講演内容はさておき、和歌山での旬なお話しとして、和歌山電鐵(株)の再生とスーパー駅長たまの話もさせていただきました。その会場で和歌山県内商業教育実施校(15校)の統一ブランドである「なごみあきない」で、あられが発売されていることを知って、是非たまちゃんせんべいを作ることを提案しました。今年の春のたま電車の披露の折に出来ればと言っていましたが、ちょっと遅れて、この7月11日に「スーパー駅長TAMAせんべい」として発売になりました。

そのお礼にと、わざわざ岡山まで和歌山県立和歌山商業高校の坂中先生と笠田高校の市川先生が私のオフィスを尋ねてくださって、お礼とともに、「スーパー駅長TAMAせんべいの発売イベントを、学校で生徒がテレビのニュースで見て、みんなが一斉に拍手しました」とご報告がありました。このたまちゃんせんべいが作られる過程で、多くのマスコミの方々が取り上げてくださって、生徒が誇りをもちましたと嬉しい報告でした。次代を担う若者たちが、たまちゃんをテーマに商いの勉強に夢を膨らませてくれたということは、最高の喜びで、仕事冥利、講演冥利です。

 

 >> こちらのプレス資料(ニュースリリース)もご覧ください。



<2009.07.23>


両備グループ代表 小嶋光信

松阪港ー中部国際空港アクセス事業の再生を松阪市と協定


両備ホールディングス
社長 小嶋光信

7月17日松阪市山中市長と、他社の経営が困難になった松阪港ー中部国際空港間のアクセス航路事業の再生協定に調印した。
 
松阪航路との関わりは、航路開設前からであった。現在同航路の経営は、天草の江崎汽船の出資会社、松阪高速船(株)によって運航されている。この会社が事業を開始するとき、近隣航路である津エアポートライン(株)の社長を私が兼務しているので、日本旅客船協会の理事会のおりに、江崎会長から、松阪で空港アクセス航路を引き受けるとご挨拶があった。

旅客船の世界は狭いので、ライバルというよりは仲間意識の方が強い業種だ。ボランティアで三重県内の空港アクセス事業開設の調査・分析をした経験から、コンサルタントが作る需要予測は、実態より3〜4割多いこと、経営になりにくい航路であることを江崎会長への厚意としてお話したが、きっと当時は同業者の防衛的発言と思われたのだろう。

もともと三重県から中部国際空港へのアクセス事業については、この開設を公約にされた当時の津市・近藤市長から、その事業開設のために旧運輸省から派遣された助役を通じて、なぜ伊勢湾周辺の地元大手業者に、航路開設をお願いしても社長は会ってもくれないのかと、お困りになって相談があった。その助役は岡山県にも出向されていて、両備のことを良くご存じで、藁をも掴む気持ちで来られたので、ボランティアで調査・分析の上、航路を造るための提案書を作成して差し上げたのが始まりだ。

調査の結果は、大手コンサルティング会社の需要推計が、実態より3〜4割多いバラ色であったこと、当時三重県が計画していた四日市、津、松阪、伊勢、志摩の5航路がそれぞれ船舶を保有しての正常な航路事業は無理であることが分かった。それで、いわゆる公設民営で、

  1. 船、港湾施設、駐車場を行政が手当する
  2. 運航は100%出資の民間会社がベスト
  3. 5航路の内、津市の1航路であれば航路開設が出来る
ことを分析して差し上げた。

100%民間出資を提案したのは、3セクは経営責任が明確でなく、意志決定が遅く、事業経営には無理なスキームなので避けること、公設民営の基本は官と民の役割をはっきりとし、運営の補助金は出さないこと、また経営に官は口を挟まないことを示唆し、これが三重県での3原則の原点になった。

実は、津エアポートラインの経営スキームが、以後両備グループで再生されている和歌山電鉄や、中国バスのモデルケースになった。

それで当時の三重県知事と津市長の折衝で、三重県内1航路開設で話が付き、業者の公募が行われた。公募にあたって、公共交通は原則地域企業が行うべきという私の信念から、両備は応募しなかった。しかし、結果は海運事業に関係ない地元1社のみの応募で、各方面からどうせ提案書を作ったのだからその責任も含めて両備も応募するように懇請された。ボランティアでして差し上げた提案の責任とは何かなという疑問はあったが、当時の市長と助役の熱意とお人柄にほだされて応募した。結果、私どもが選ばれて平成17年2月、津エアポートラインが運航を開始した。

開設すると中部国際空港の開業人気と万博が重なって、一時的需要から大繁盛となり、その人気を勘違いして長期的展望のない四日市航路が開設された。この航路も海運事業経験の浅い会社の運営ですぐに倒産し、その影響は伊勢市にまで波及した。

松阪航路も、平成18年12月に開設をされ、当初年間3万人の採算ラインの利用客を目論んでいたが、実際は、目標の半分程度の利用客にしかならなかった。それで焦った行政などが、利用客増加の対策として、利用客も少ないのに航路数を増やさせ、さらに経営がピンチに陥った。そこに原油高騰が襲いかかり、禁じ手のはずの補助金が観光振興目的で投入されたが、経営は好転せず、100年に一度の世界大不況、高速道路定額料金1000円問題や新型インフルエンザが襲いかかり、今回の廃止への決意になったと思う。

今年の春になり、いよいよ経営継続が困難になり、松阪市に同社が窮状を話された頃から、江崎さんと松阪市の双方から、航路再生のお願いと、引き受けの打診があった。航路再生で私が示した要件は以下の如くだった。

  1. 行政からの航路再建の正式な要請があること
    県、松阪市から航路再建への要請があることと、三重県内伊勢湾における海上観光の振興への協力要請
  2. 円満な撤退であること
    松阪高速船は一般債権者へ迷惑かけずに内整理すること。県、市とも10年契約の求償をしないかわりに、松阪高速船も損害賠償の請求をしないこと。これで江崎さんの天草の家業まで連鎖倒産する懸念がなくなる。
  3. 引継ぎ条件は、
    あ)船舶・港湾施設・駐車場は市の設置、管理として無償で貸与とする。
    い)運航に係わる経営責任はすべて自己責任とし、一切運航に係わる補助を行政にもとめない。また運航に関する経営には県・市とも不介入とする。
    う)6年間航路維持の努力をする。
    え)松阪市の所有に係わる船舶は、修理、ドック時など両航路での融通を認めるとともに、伊勢市はじめ三重県内の港における観光振興に寄与する事業に供する事を認める。
    お)航路振興と観光振興に県・市は全面的に協力することとし、弊社もそれに応じて経営努力を傾注する。

という内容であった。松阪市の山中市長は、なかなかのハードネゴシエーターで、熱心のあまりお互いかなりの激論があったが、市長からの強い要望で、
  1. 5航海は維持する努力をすること
  2. 平成28年まで航路継続の努力をすること
  3. 船舶使用は松阪の定期航路維持をしている限り津エアポートラインの裁量に任せること
などで、大筋了解をしたため、この協定調印になった。

津エアポートラインの松阪航路としての経営再建の要旨は、

  1. 片道8便を5便に減便し、1便は津経由とし、津航路とのコラボレーションで津の増便メリットを計る。
  2. 運賃を1~2割引き上げる。
  3. 松阪航路は津エアポートラインの1営業所として、電話受け、空港での窓口の一体化による効率化を図り、管理の間接費を節減する。
  4. 予備船を津航路の検査時などの代替え船として利用することで、松阪港路は船舶保有費用の軽減を図り、津航路は予備船保有経費を免れるとともに検査休便がなくなり、空港アクセス事業としての利用者利便全体が高まり、一石二鳥となる。
  5. 予備船の使用で、両備グループの得意分野である伊勢湾での海上観光の振興を行政と一体になって図る。
ことで再生可能と判断した。引継ぎ当初はドック費用がかさみ、赤字予想だが、22年度には黒字転換させる予定だ。

勿論、津エアポートラインも原油高騰や経済不況に苦しんだが、独自の経営努力で開業以来黒字経営を継続している。

本来、新設航路として設備投資をして松阪航路を開設するならば、津に集約することが、ベストだろう。しかし、すでに港湾施設、船舶に公費を投じている以上、活用のベターを選択することが、必要になるし、松阪市民のみなさんの熱意に応えることが必要だ。

今回の協定に当たっては、津市の松田市長の陰に陽にのサポートが大きい。市長が広い心で、津航路にマイナスでなければ、三重県や松阪市の要望に協力して上げて欲しいという寛容な気持ちが、今回の協定の背景にある。

海運事業者のプロとして、6年前にボランティアで航路分析して差し上げたにも係わらず、四日市航路や松阪航路の破綻や、伊勢市での航路開設不味の問題となったことの原因は、

  1. コンサルティングの過大な需要予測を見破れなかったこと
    地域公共交通の実務を知っているコンサルは、ほとんど無く、経験のないコンサルの考えを鵜呑みにすることは危険だ。プロの経験に根ざした意見を求めることが重要だ。弊社が鉄道、バス、旅客船、タクシー、物流企業の再生の分析が出来るのは、その経験が多方面にあるからだ。通常大手さんには調査・企画の専門部門があるであろうが、地方公共交通の会社は企業規模から、その余力と人材力がない。多岐にわたる弊社でも、専門部門はないが、現場力のある人材力が豊富にあり、トップダウンのプロジェクトで調査・企画をする余力と再生の経験が少しあるということだ。
  2. 地域エゴが同一地域に重複公共投資を引き起こす
    どこも自分の地域が可愛いので、我田引水は一面仕方がないが、時代が変わった。これからは、競争と連携が必要で、地域間競争だけで無理しても、無い物ねだりをしてしまう地域行政上の問題は、断固として調整する技量が広域行政に求められる。また、各地は、地域の個性や特徴を活かすことで、隣にあるからうちも欲しいでなく、隣にあるなら投資せずに活用し、自分たちは近隣にないものに投資をし、広域の活用を図るべきだ。
  3. 業者選定の行政のコンペに、事業遂行の経験、能力、信用、企業力が査定されていないこと
    命を預かる公共交通を単なる費用対効果での、コスト競争だけで決めるのは危険だ。業種にはそれぞれ特徴があり、たとえば居酒屋さん等の公共交通に携わったことがない企業が、鉄道、バス、旅客船などを儲け第一ですることは危険だ。しっかりした経験に根ざした信用と、企業力と経営姿勢の判断が要る
  4. 首長や知事との長期の口約束は危険?
    知事や首長は選挙で選ばれるために、変われば政策も変わる。しかし、公共交通は長期的展望が必要で、政争の具にせず、市民のためにしっかり引き継がれることが肝要だ。今回も三重県で1航路なら運航維持可能との当時の裁定が、知事が代わり、複数航路となり、多くの悲劇が生まれた。当時の約束がどういうことであったか、引継ぎはあったか、なかったか、現在分からないし、今更どうでも良いが、罪作りな結果となった。


今回の三重県における海上アクセス事業の顛末を、今後の公共交通の政策や再生に、行政や、民間事業者のみなさんが執務の教訓と参考にしてくれれば嬉しい。




<2009.07.23>

 

両備グループ代表 小嶋光信

和歌山電鐵貴志川線・地域公共交通活性化再生協議会が
優良団体として国土交通大臣表彰をうけました!


和歌山電鐵
社長 小嶋光信


7月8日に金子大臣から表彰していただきました。和歌山市大橋市長と紀の川市中村市長、貴志川線の未来をつくる会濱口代表と磯野専務と私が出席しましたが、久しぶりに感激しました。

この活性化及び再生に関する法律が出来る経緯から知っていましたので感慨ひとしおです。中国バスの再生の実状から、地方の公共交通の窮状を自民党交通部会の地方選出のある先生にお話したところ、それがきっかけで小委員会ができ、最初にその小委員会で話させていただくことができました。その後国会議員の先生方やご当局のみなさんのご苦労で生まれた法律で表彰をいただいたから嬉しいのです。

まだまだ地方の公共交通を孫子の代まで残すには、公有民営の考えの進化と、都市環境問題へ公共交通優先の取り組み、高齢化社会の地域交通確保の必要性が醸成される必要がありますし、何より財源確保です。

今回受賞で使ったプレゼン資料は、こちらをご覧ください。

話した内容は今までホームページに掲載してきたことの要約ですので、興味あればバックナンバーご覧ください。
本当に皆様のご支援、ご協力に感謝、感謝、感謝です。

 

第1回 国土交通省 地域公共交通活性化・再生優良団体 国土交通大臣表彰式
日時 7月8日(水)
会場 国土交通省10階共用大会議室(東京都千代田区霞ヶ関 中央合同庁舎3号館)


表彰理由

様々なアイデアと創意工夫を活かした取組みにより鉄道の活性化を図るなど地域公共交通の活性化・再生に積極的に取り組んだ。

*和歌山電鐵貴志川線・地域公共交通活性化再生協議会メンバー
住民代表(貴志川線の未来をつくる会、「わかやま小町」等)
沿線の学校代表 教員代表(和歌山東高校校長)保護者代表(貴志川高校PTA会長)
生徒代表(和歌山東高校生徒会長)
和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課
和歌山市総務局企画部交通政策課
紀の川市企画部政策調整課
和歌山商工会議所
貴志川町商工会  
和歌山電鐵株式会社 



<2009.07.08>

 

和歌山電鐵社長 小嶋光信

和歌山県知事表彰挨拶


和歌山電鐵
社長 小嶋光信

和歌山電鐵の小嶋光信社長が、「地域おこし」部門において和歌山県知事賞を受賞しました(受賞理由は下記の通り)。
小嶋社長は、5月28日(木)和歌山市・アバローム紀の国において挙行された「平成21年 和歌山県知事表彰」受賞式に出席、61人の受賞者を代表して「受賞者代表のことば」を述べられました。下記はその抜粋です。

和歌山県知事賞受賞理由
地域一体となった事業運営や、三毛猫{たま}を民間鉄道では全国初となる猫駅長として任命した他、今までにないユニークなアイデアで日本だけでなく、世界的にも話題を呼ぶなど、和歌山県の地域おこしに多大な貢献をした。


今日は素晴らしい賞をいただき、心から御礼申し上げます。
色々事業の再生をお引き受けしていますが、この和歌山県くらいやりがいを感じ、感動した県はありません。

和歌山電鐵の取り組みは、まさに奇跡と言える結果を地域にもたらしていますが、この奇跡を起こした要因は産・官・民の素晴らしいチームワークのお陰であると思っています。貴志川線の未来をつくる会と、和歌山県、和歌山市、紀の川市の行政と議会の皆様の物心両面の献身的なご協力と、社員の奮闘だけでなく、三毛猫のたまちゃんまでが再生に協力してくれていることが奇跡を呼んでいるのです。

きっと和歌山県でもこの種の感動は数少ないかもしれませんが、この再生のスキームを活用すれば素晴らしく活性化された和歌山県になると信じています。足の引っ張りあいをするのでなく、みんなが協力すれば地域は栄えるということを証明した、素晴らしい事業をさせていただいていることにむしろ感謝し、誇りに感じています。

いただいたこの賞は、私個人でなく我々チーム和歌山電鐵にいただいたものだと思っていますので、電車や駅舎に飾らせていただこうと思います。
この賞を励みにして、さらに地域の発展のために努力することをお誓い申し上げて御礼の挨拶といたします。




<2009.05.28>

 

両備グループ代表 小嶋光信

「たま電車」岡山に現る!


岡山電気軌道
社長 小嶋光信

おはようございます!
岡山の街に「たま電車」が現れて、びっくりされたと思います。岡山電気軌道の100%出資会社である和歌山電鉄の再生が順調に進み、全国に、世界に話題となって、岡山の皆さんからも、「岡電さん頑張ってるね」「両備さん良いことやってるね」とお褒めの言葉を頂戴しています。

一方で、「岡山をどう活性化してくれるの?」「和歌山までスーパー駅長たま様に会いに行けないし、たま電車も見たい」という声が日増しに強くなってきました。それで、この5月5日の端午の節句の子供たちへのプレゼントとして、「たま電車岡電版」を急遽走らせることにしました。
和歌山電鉄の再生は、お陰様で地方鉄道再生のモデルとして一躍有名になり、その実績もあって地方鉄道を救う公有民営型という新しいスキームも出来ました。これで多くの地方鉄道が救われると思います。

時あたかも、岡山電気軌道は来年5月21日で100周年、また両備グループも100周年ですから、この記念行事の第一弾として、来年まで1年間、みなさまに「たま電車」を楽しんでいただきたいと思います。また、岡山市が政令指定都市になったということも記念して、岡山市もたま様の福招きにあやかりたいと思います。

「たま電車岡電版」は、水戸岡デザインによる“101匹たま”の約3分の1、35匹のたま駅長のキャラクターで飾られ、車内は和歌山の2両のたまデザインの特別シートで楽しい雰囲気を出しています。

これから毎月を目処に、少しずつ楽しみを加えて、バージョンアップしていきますから、お楽しみ下さい。
今日は、スーパー駅長たま様の代理としてたまちゃんの着ぐるみが応援に駆けつけてくれていますし、岡山市立旭東幼稚園の園児のみなさんにもお祝いに来ていただいています。このたま電車が子供たちの夢の一つになって、公共交通の利用促進につながり、岡山市も活性化できたら幸いです。



たま電車についてのお問い合わせは下記サイトをご覧ください。
岡山電気軌道「たま電車」


<2009.04.30>


両備グループ代表 小嶋光信

西大寺鐵道フォーラムあいさつ


両備グループ代表 小嶋光信

今日はお忙しい中、ようこそ西大寺鐵道フォーラムにお越しいただき、心から御礼申し上げます。

西大寺鐵道は1910年、明治43年7月31日にこの西大寺(岡山市)の観音院で創立総会が開かれ、昭和37年まで52年間みなさまのご愛顧をいただき、その使命を終え、両備バスにその後を託しました。西大寺鐵道は、「けえべん」と呼ばれ、今でも私たちの心の中でガタゴトガタゴトという列車の音とともに生き続けています。

昭和25年に国鉄赤穂線の工事が始まり、当初は西大寺を迂回して西大寺鐵道とは競合しないとの予想が、経済発展に伴い財田(現在の東岡山駅)まで西大寺からほぼ併走することが決まり、賢明な先輩たちはその使命を終わることを予見しました。本来なら新線に反対や条件闘争をするところですが、敢えて西大寺の発展のために気持ちよく国鉄赤穂線敷設に賛成し、そして補償も求めず、その座を明け渡す決意をしたのです。

そこで昭和30年、両備バスと合併し、両備バスの西大寺鐵道線として、昭和37年国鉄赤穂線の開業に呼応して閉業しました。
この地域を思う心、補償を求めぬ潔さに、正に両備グループの経営理念である忠恕(おもいやり)の心が生きていると感激しました。

フォーラムオープニングで、100周年を記念して社員の有志で結成した両備バンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」が演奏し、両備バスのガイドさんたちが歌ってくれた「知らない人にもこんにちは」のCMソングで一斉を風靡したように、両備バスが今日の企業グループの基礎を築いてくれました。その後マイカー時代となり、バスや電車の公共交通は、饅頭のアンコが抜けたように、一番利用者の多い成人がマイカーに移り、だんだん、じり貧の状態になることが昭和40年代後半に入ると予見されました。昭和50年代には、西大寺鐵道の時のように、電車やバスという公共交通事業をどうするかが経営の一大関心事になったのです。みのもんたさんの「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ)で昨年岡山を代表するCMソングと言われた「街は青春」は、そんな中で、25年前私が今後の両備グループは運輸交通に加え、まちづくり、地域づくりにグループの軸足を移していくという想いを歌詞にしていただいたものです。

両備グループは、昭和40年代の中頃より必死に多角化をして今日の運輸交通部門、情報部門、生活関連部門という3つのコアを持つ58社・7,000人超、年商1,450億円の企業グループになっていったのです。

私が両備バスの社長になり、グループの代表になった10年前、公共交通は規制緩和が行われ、案の定多くの企業が倒れ、また路線が急減しました。今回は軽便からバスに転換するというような代替の出来る話ではないのです。顧客が逸走し、不採算事業だから止めてしまうということは、地域の交通弱者であるおじいちゃんや、おばあちゃんや子供たちの足を奪うことになるからです。地方は足のないゴーストタウンになってしまいます。

両備をこれまでの企業に育てていただいたのは地域のみなさまであり、公共交通の鉄道とバスなのです。
そこで私は、両備としてこの100年のご恩返しに、少子高齢化と環境問題という次の時代に必要なこの公共交通を、地方に残す努力をすることを決意しました。

規制緩和は、成長産業には是非しなくてはならない政治判断ですが、地方の公共交通のように成熟しきって、衰退を始めた事業の維持には命取りです。すでに成長する東京圏と衰退する地方では、同じ手法は取れない日本になっているのです。

しかし、いくらこんなことを言っても、所詮、既得権を擁護する業界人のエゴとしか思われない風潮だったので、敢えて火中の栗を拾って、和歌山電鉄と中国バスの再生を決意したのです。地方の苦衷を理解していただき、こうすれば地方の公共交通を残すことが出来ることを、両備の経営のノウハウで身を持って示す努力をしているのです。お陰様でスーパー駅長のたまちゃんの活躍もあり、これらの再生が一つのモデルになり、ご当局の賢明な努力で公有民営や、親方日の丸の悪い経営体質をつくった補助金にも経営努力を促すインセンティブが導入されました。適正利益も認めない、赤字補填を前提にした補助金政策では、地方の公共交通の再建はできません。公有民営などの新しい再生スキームがいるのです。今後は失地回復と将来の夢をつくる財源をどう確保するかで、色々素晴らしい政治家のみなさんや将来を憂いる有能なご当局に提案を続けていきます。

今、西大寺では第26回全国都市緑化おかやまフェアが行われています。折角の全国フェアが、両備グループの母なる西大寺の地で行われるので、それに呼応して、両備バスの西大寺バスターミナルのリニューアルとともに西大寺鐵道展や中国を代表する范曽(はんそう)画家の范曽美術館特別開館、そしてこのフォーラムを開催することにしました。

改めてバスターミナルを見直してみると、創業者の松田与三郎翁の銅像が雨だれで汚れていたり、雷に打たれて枯れた松は放置されたまま、池も涸れていました。自転車置き場がなく、乱雑におかれていたりと、大変申し訳ない状況でしたが、水戸岡デザインで見違えるように綺麗に、明るくなったと思います。

今後は「けえべん」の気動車の中に昔を忍ぶギャラリーを作るとともに、今は営業所の事務所として使っている西大寺鐵道の本店を改装し、西大寺鐵道記念館にしていきたいと思っています。

みなさんの心に残る「けえべん」の思い出を、ただの思い出だけにしないで、西大寺の発展に、またグループの発展のバネにしていきたいと思っています。


<2009.04.11>


両備グループ代表 小嶋光信

「この大不況にタクシー最高配車記録樹立!」


両備グループ代表 小嶋光信

100年に一度の世界的大不況と言いますが、こんなに急激に、1割も2割もお客様が少なくなるというタクシー大不況はこの30~40年間で記憶にありません。輸出産業である自動車や電機、電子産業などの輸出減少による需要減少なら分かりますが、内需型のタクシー産業で、それも地方の安定していた岡山では理解しがたい落ち込みです。

客待ち、流しによるお客様が20%前後の落ち込みで、不特定多数のお客様の落ち込みが激しい状況ではありますが、お陰様で両備タクシーセンターでは有難いことに固定のお客様は4~5%程度の減り方に留まっています。

そういった中、驚くことが起こりました。なんと、この3月13日(金)(天候:雨)に、配車回数5,215回を記録し、1982年7月の共同配車開始以来1 日当たりでの最高配車回数となりました。今までの最高配車回数は2004年6月25日(金)天候:雨 の5,065回でしたので、約5年ぶりに記録が更新されました。雨の日の金曜日ということもありましたが、いままでも雨の金曜日はあったわけで、それがこの大不況の最中に達成した偉業であるということに大変な価値があるのです。

これは、現場を指揮している池上常務、土谷所長はじめ、センター全員の一丸になっての努力に、移動局のタクシー乗務員の皆さんが応えてくれたからです。

運輸事業は上手くやって当たり前の世界で、タクシーセンターもご他聞にもれずお客様や乗務員さんたちに叱られることも多々ある職場ですが、それに負けずに良く頑張ったと思います。

今日、4月6日の両備タクシーセンター会議の日に、タクシー全社労使の代表が見守る中、トップランナー社長賞(タクシー配車最高記録)としての大入り袋をセンター全員と、電話のCS教育に励んでくれた豊丸さんに差し上げました。みんなの晴れ晴れした誇らしげな顔が、光り輝いていました。


<2009.04.06>


小嶋社長
平成21年入社式式辞
「おもいやりがCSを磨き、おもいやりで大不況を乗り切れる」


両備グループ代表 小嶋光信

両備グループへご入社おめでとうございます。
期待と不安の入り混じった複雑な気持ちが、社会人としての第一歩の気持ちかもしれません。

今日、皆さんを歓迎してくれているのは、グループ労使の幹部の皆さんと、社員の有志で編成された両備グループ設立100周年記念へ向けて結成された両備バンド「オルケスタ デ・ブルー スプリングス」と両備バスガイドの皆さんです。不況を吹き飛ばすアップテンポの両備グループのコマーシャルソング「街は青春」で、明るい皆さんの将来を予感していただければと思います。

皆さんが、昨年いわゆる就活(就職活動の略)で両備グループの説明会に来ていただいたときに、私は皆さんに「忠恕:おもいやり」の心が持てそうもなかったら、両備グループを希望しないほうが良いですよと厳しく申し上げました。昨年は、まだ今年のような大不況でなく、どちらかといえば皆さんにとって売り手市場で、企業は上手いことばかり言っていた時期でした。敢えてその時、皆さんに「おもいやり」の心がなければ両備グループはやめたほうが良いですよと申し上げたのは、一生皆さんがお勤めしていくときに、企業の理念やポリシーに共感が覚えられなければ、いずれその企業を去っていくことになるからです。ですから皆さんは、少なくとも「おもいやり」を持とうと集まってくださった頼もしい社員であると信じています。

石の上にも3年と言いますが、初心忘れず、色々なことがあっても3年辛抱してください。不安や失敗、時に叱られることもあるでしょうが、3年間はそれが仕事です。そこから本当の人生が見えるのです。その前に辞めてしまうと、人生はいつもリセットで、逆戻りして進歩がなくなります。

まず皆さんに「おもいやり」を発揮していただきたいことは、皆さん方をここまで育てていただいたご両親やご家族、先生方にお礼を言って欲しいということです。帰ってから、また電話でもメールでも結構ですから「今日までありがとうございました。これから社会人として頑張ってやっていきますから、安心してください」と感謝の言葉を言っていただきたいのです。両備グループでは、まず「良き社員」の前に、「良き息子」であり「良き娘」であって欲しいと思います。お世話になった両親にもお礼の言葉が言えなければ、見も知らぬお客様に「おもいやり」の気持ちなど沸くはずがありません。


元気の源は両備グループの経営理念・方針と社風

こんなに大不況でも両備グループは元気ですねと皆さんが言ってくれます。それは経営理念がしっかりしていて、目標や経営方針が明確だからかもしれません。そして誠実にコツコツ頑張る社風が光っているのかもしれません。

両備グループをこの100年近く力強く育んできて、これからも遺していかなくてはいけない企業の仕組みに「信託経営」「労使強存・共栄」と、新たに付け加えた「能力主義的安心雇用」という思想があります。

両備グループには交通運輸事業、情報関連事業、生活関連事業の3つのコアがあります。
そして、それぞれの会社は、親会社、子会社の関係でなく、自主独立しています。しかもこの「信託経営」と「労使強存共栄」思想と「能力主義的安心雇用」で、ほとんどの会社が自立して黒字で経営されています。

しかしながら、信託経営が一部、時代とともに任せっぱなしの経営に変わってしまっていますので、安全管理委員会、情報管理委員会などの安全面と、両備グループ監査室や、総務、財務、人事の各委員会など経営面の横グシを企業間に入れる「グリッドシステム」を取り入れたことで、問題点が次々発見され、企業の整備が進んでいます。今後はお客様へのサービス度をもっと上げる仕組みとして「CS(顧客満足)推進室」も取り入れます。

また、「忠恕=おもいやり」の経営方針として、
 1.社会へのおもいやりとしての「社会正義」
 2.お客様へのおもいやりとしての「お客様第一」
 3.社員へのおもいやりとしての「社員の幸せ」
を掲げました。

そして、社会のために、お客様のために一生懸命働いて、皆さんが幸せになっていただきたいと、「両備ハッピーライフプロジェクト」を実行中です。社員の幸せを、自ら努力もしないで会社が幸せにしてくれることと勘違いしている社員もいますが、まず努力して会社を支えるくらいの逞しい社員になることが、結果として隆々とした会社を造ることになり、自らも幸せになるのです。実際に中国バスの再生をして、いかに労使の問題が大事か、再確認することができました。

 

大不況乗り切りも「おもいやり」で

この大不況で苦しいのはみんな一緒です。社員も苦しければ、会社も苦しいのです。苦しいから社員だけをリストラして済むものではありません。苦しさは分かち合って、乗り切るしかないのです。社内が明るいのは、社会にお役に立つ仕事を社員一同がしているという誇りと、おもいやりがあるからです。我々は、目先だけの仕事をしていません。和歌山電鉄や中国バスの企業再生は、今までの仕事への誇りと、社会へのおもいやりから生まれたと言っても過言ではありません。

和歌山電鉄は、南海電鉄貴志川線が廃止になるということで、市民団体の皆さんがお困りになって、何とか存続の知恵を貸して欲しいということで、岡山電気軌道と両備グループの経営ノウハウをボランティアで教えて差し上げた結果生まれました。再生もぜひ岡電で、両備グループでということで、それならお力を貸しましょうと始まったのです。

スーパー駅長たまちゃんも、和歌山電鉄の開業日に、公道に小屋を置いていたため、行政に撤去を求められ、困って私のところに頼みに来られたことがきっかけです。それで気の毒だから駅に住めるように駅長にしてあげたら、皆さんたまちゃんを大事にしてくれるだろうと思ったからです。

中国バスも、破綻の寸前に、前社長が藁をもすがる気持ちで私を訪ねてこられて、誰も助けてくれないので両備さんが最後の頼みですと言われたときには、そのご心労を思って、再生を決めました。同じ交通運輸業界で、血を吐くようなご苦労をされてる姿を見て、我々の先輩から培った経営ノウハウがお役に立てばと思ったのです。

これらの気持ちが生まれた背景は、来年両備グループが100周年を迎えることに大きく起因しています。次の100年元気に発展していくために、先ほど説明した経営理念や目標、経営方針を整備していたからです。「忠恕:おもいやり」の精神は、創業者の松田与三郎翁が戒名に刷り込んでいた、両備の守らなくてはならないダビンチコードだと思っています。和歌山電鉄もたまちゃんも、中国バスも、社業ではありませんがサンピア倉敷スケートリンクの存続も、お困りなら、何とかしてあげたいという気持ちが、忠恕の理念から湧いてきたのです。ここで何とかしてあげなくては、忠恕の精神にもとると思ったのです。


おもいやりとCS

いま両備グループは、CS=カストマー・サティスファクション=顧客満足に必死に取り組み始めました。
お客様の苦情や要望、お困りのことを何とかして差し上げたいという、お客様へのおもいやりがなければ、CSは出来ません。サービス業の基本は、お客様へのおもいやりがなければ出来ないのです。両備グループの3つのコアである、交通運輸事業、情報関連事業、生活関連事業とも共通点は、労働集約産業。言い換えると人間でしか出来ない仕事で、お客様へのサービスであり、ソリューションであり、イノベーションであり、お客様のご期待へのおもいやりのお返しなのです。お困りなら、どうしてあげたらお客様が喜ばれるかを両備グループ7千人超の社員が一丸になって考えたら、日本一素晴らしい企業グループになります。おもいやりの心がCSを磨くのです。そして、お客様がそれを認めてくれたから、付加価値が生まれるのです。儲かるという字は人偏で切れば諸人、信で切れば信者で、諸人が信じてくれるから利益が生まれるのです。


猫に学ぶ人の育て方

最近教育問題が日本的な課題になっていますが、両備グループでも、両備グループは教育産業かと言われるくらい、色々な教育をやっています。両備教育センターと両備健康づくりセンターと各社の専門教育で、人間として、社会人として、専門性のある社員として教育していきます。新入社員教育から先輩が指導員として就いてくれ、仕事のみならず人生まで同じ目線で相談にのってくれます。そして、やる気のある30歳までの社員教育としてアンダー30の制度、コーポレートユニバーシティとしての両備大学である経営管理基礎講座の開講、両備大学院としての青年重役制度とこれだけの教育システムは大手でも稀でしょう。

しかし、なかなか社員の資質を大幅に変えるまでには至っていません。何故だろうと思っていたとき、「幸せな猫の育て方」という本が目に留まりました。たまちゃんが活躍しているので、面白そうと本屋で立ち読みをしていたら、目から鱗が落ちました。その本によると、猫は一年間母猫が育てると、母猫は、ある日物すごい形相で子猫たちを巣の外に追い出すのだそうです。子猫たちは母猫が恋しいので、ニャーニャー母猫にすがりつきますが、猫パンチ、猫キック、あげくは噛んで、追い払うのです。母猫に嫌われたと、子猫たちはトボトボと去って行って、お腹が空いて、お腹が空いて、どうしようもなくなって、餌を自分で取った子猫だけが生き残るのです。そして餌を取ったときに初めて親猫になるというのです。おまけにこう書いてありました。「餌を与えている家猫は一生親猫にならない」と。

餌を取ったとき、すなわち自立したとき、初めて親、すなわち大人になるのです。はっと思いました。会社でも、社員一人ひとりが今までの家庭から独立して、大事なお客様から仕事をいただいたという気持ちがなければ、甘えた社員ばかりになってしまいます。仕事で自ら苦労して、自分の給料の3倍以上稼いだという自信がなければ、いつまでも自立しない社員ばかりになってしまい、それでは会社を維持していくことは不可能です。


福沢諭吉先生が、「一身独立して、一国独立する」と言われましたが、みんなが働いて、稼いで、自立した家庭を築かなければ、一国の独立もないのです。「順境は人を殺し、逆境は人を育てる」といいますが、ぜひ、逆境に強い、ハングリー精神とおもいやりの心を持った社員になってください。たまちゃんもそうしてニャーと言って、皆さんを待っています。

もう一度言います。「忠恕=おもいやり」の精神と、独立の気概を持って、力強い社員として育って下さい。
そして、ご両親や先生方に心からお礼を言ってください。これが両備グループ入社の第一歩です。

素晴らしい皆さんの人生を一緒に築いていきましょう。心から歓迎の言葉を申し上げ、式辞といたします。ありがとうございました。


<2009.04.01>


小嶋社長
感動!サンピア倉敷スケートリンク存続奮闘記

両備グループ代表 小嶋光信

今まで私のアフターファイブに行っているボランティア活動について多くを語ったことはありませんが、私が会長をしている岡山県スケート連盟でのサンピア倉敷スケートリンクの存続活動が、あまりに感動的で、奇跡とも言うべき素晴らしい話なので、みなさんにご披露することにしました。

世界的なフィギュアスケート選手である高橋大輔さんが育ったサンピア倉敷スケートリンクが、一昨年に施設全体が年金・健康保険福祉施設整理機構によって売却されることになり、昨年3月末で閉鎖が発表されました。大輔さんら世界に通じる多くの有望な選手が、フィギュアでもスピードでも育っているリンクであり、岡山県スケート連盟のみならず、日本のスケート界にも大事なスケートリンクです。直ちに対応について、連盟幹部から緊急の相談がありました。

私としては和歌山電鉄や中国バスなどの事業再生の経験から、存続にはまず地元のみなさんの熱意と行政の協力が必須であり、その見極めが必要でした。

岡山県スケート連盟としては、資金も無く、財政上行政での収容も見込めない中で、悩んだあげく、戦略を練りました。まずはホップ・ステップ・ジャンプで、私個人で心密かにサンピア倉敷トリプルアクセル作戦と命名した作戦がありました。トリプルアクセルとは、フィギュアスケートで、難易度の高い3回転半のジャンプのことです。

その作戦の前提は、
1.西日本の拠点として、子供たちの夢を叶えるスケートリンクとして存続を計る。
2.スケートの収益力では建物などの施設賃貸料は払えず、運営費だけを賄う無償貸与を前提にした他設自営型という、最も難しい、難易度100%の作戦とする。
の2点です。

まずはトリプルアクセル作戦の
1回転目は、 地元が燃えるか、地元行政が協力的であるかが課題
2回転目は、 整理機構からリンクが借りられるか、借りても収支が合わせられるかが課題
3回転目は、 シナジー効果あるホワイトナイト(買い手)が現れて、無償で受託運営出来るかが課題
アクセルは、 日本スケート連盟の何らかの近畿以西の拠点となりうるかが課題
これら4つの課題をクリアしていく作戦でした。

地元の熱意を見てみると、すぐに倉敷スケート協会の前田さん、佐々木さんを中心に、存続運動が始まり、スケートを習う子供たちも含めて街頭運動などを展開し、全国的に存続運動が広がる展開をみせました。

一昨年末、地元の存続運動が本物であることを確認できた段階で、スケート連盟の皆さんが両備ホールディングスの私のところにお願いに来られ、陳情を受けることにしました。みなさん両備で買って欲しいという気持ちが顔に書いてありましたが、弊社ではシナジーもでないし、お互いにお荷物になるだけであることを説明しました。そこで存続に関わる私の作戦を説明しました。みんな、国の売却資産を借りられるか、購入先が果たしてスケートリンクを残してくれるか、スケート連盟で経営出来るのか半信半疑でしたが、全員私の案に賭けてくれました。

1回転目では、8万通以上の署名が集まって、存続運動は大いに燃えました。地元が燃えるのに伴い行政の応援が酸素になりますが、昨年には子育て重視の伊東市長が新市長となり、サンピア存続への努力を献身的に行ってくれました。

2回転目は、一昨年から何度も機構へ折衝して、高橋大輔さんはじめ過去のスケートの実績が認められ、前例のない岡山県スケート連盟への貸与が実現しました。岡山国際スケートリンクの社長で、連盟の副会長の長谷川さんの協力で臨時開業し、昨年4月の実績で、何とかランニングコストだけなら収支が合わせられることが分かりました。また、1回目の入札には希望者がなかったため、昨年の10月からは連盟だけでなく、伊東市長も機構にお願いをしてくださって、引き続き借りることが出来ました。

3回転目は、何組かの希望者が現れたようですが、伊東市長が「ホワイトナイトは地元で」の熱い思いで、地域に声かけを広くおこなってくださり、その中に、サンピアのごく近くに加計学園の倉敷芸術科学大学がありました。ここには健康科学科もあり、スケートとのシナジー効果がもっとも得られる組織です。その加計学園が名乗りをあげてくれたのです。

アクセルは、伊東市長が日本スケート連盟・橋本会長に会い、西日本の拠点としての支援の要請をしてくださいましたし、そのフォローとして中四国や近隣のスケート連盟が声援をしてくれ、また大西副会長と藤井理事長から日本スケート連盟の常山専務理事や、伊東フィギュア部長への要請が実って、近畿以西ブロック選手育成中核拠点施設としての正式な要請が岡山県スケート連盟に打診されました。これは日本スケート連盟としては全国で初めての設置であり、思わぬ大成果で、アクセルならぬ、4回転ジャンプとなり、5コンポーネンツも満点で、見事な着地となったといえます。

3月15日15時から、旧サンピア倉敷で、加計学園・加計理事長と岡山県スケート連盟の私との覚書に、倉敷・伊東市長と日本スケート連盟・常山専務理事立会いの下に無事調印ができました。スケートリンクでは、大勢のスケート選手がお祝いのスケートを披露してくださり、その子供たちからたくさんの花束をいただいて、感激しました。

私も色々な再生シナリオを書きましたが、今回ほど思う以上の流れになったケースはありません。これらの成果は、関係されたみなさんの善意と熱意溢れた努力と協力の結晶で、奇跡としか言いようがありません。先日加計学園との打ち合わせ会談で、加計さんが学園の幹部のみなさんに、「岡山県スケート連盟に無償で貸与したのだから、連盟がやりやすいようにあまり色々言わないことにしましょう」と言われたときには、感激して涙が出そうになりました。ご恩返しは、更に素晴らしい選手を育て、実績を積み上げて、子供たちの夢を叶えること、加計学園が中京大学のような役割が出来る大学になるように協力し、倉敷市が、岡山県がスケート選手育成の西の拠点になることだと思いました。

素晴らしい感激のドラマで倉敷スケートリンクが再生したことを、大いなる喜びを持ってご報告します。



<2009.03.30>


小嶋社長
感動!ガイド発表会

両備ホールディングス社長 小嶋光信

3月23日に、岡山市西大寺の西鉄記念ホールで、社員表彰式と共にバスガイド研修発表会がありました。
来年両備グループ100周年ということで、この創業の地である西大寺で開かれたのです。

昨年4月入社のガイド職の雛たちが、見事なガイド振りを披露してくれました。入社早々は、まだ荒削りな学生さんたちでしたが、みるみるお化粧も上手になって、綺麗な娘さんたちに変身しました。久々に1名男性ガイドも入り、元気に腕を磨いてくれています。

両備バスのガイド教育は、ただガイド技術を教えるだけでなく、社会人として、人間として素晴らしい人材として磨くことに定評があります。入社後基礎教育をし、昨年6月から9月にかけて1泊2日のコース実習で体験を積み、この発表に向けて昨年末から一生懸命取り組んできて、これがいわば卒業試験です。

6名がそれぞれの行き先で工夫した発表と歌を披露してくれました。終わればみんな感激の涙、涙、涙です。
もう全国でもほとんど見られなくなった、ガイドの発表会、これからも続けていきますので、ご声援を!

バスガイド研修発表会

<2009.03.23>

社長とたま様。
おったまビックリ
たま電車 出発・進行!


和歌山電鐵社長 小嶋光信

みなさんおはようございます!素晴らしい晴天に恵まれて、待ちに待った「たま電車」の出発です。
仁坂和歌山県知事様、大橋和歌山市長様、中村紀の川市長様はじめ溢れんばかりの大勢のみなさんのご来訪に感激です。

和歌山電鉄は平成18年4月に再生事業としてスタートして、「貴志川線の未来をつくる会」はじめ市民の皆さん、国、和歌山県、和歌山市、紀の川市の行政・自治体の皆さんのご協力と、社員の奮闘で順調に再生が進んでいます。

開業の日に、「私たちは貴志川線の10年間だけの事業に来たのではありません。それから10年、20年先も運行を継続するために道筋をつけにきたのです。」とご挨拶をしました。みなさんびっくりされて、そんな先のことをと思われたでしょうが、お陰様で和歌山電鉄が一つの見本となり「公有民営」という地方鉄道活性化の法制化も出来て、10年後の道筋が見えてきました。後は財源確保ですが、これも最近地方公共交通の生き残り策としてだけでなく、高齢化と環境の問題への21世紀の攻めの対策として国に提言しているので、好転してゆくものと思っています。

ここまできましたのも、みなさんのご協力で年間50を越えるイベントをこなし、1年目にいちご電車、2年目におもちゃ電車という世界に例のない水戸岡デザインによる楽しい改装電車の魅力にあるだろうと思っています。

特に、開業日に今は立派な駅長である三毛猫たまちゃんの飼い主、小山さんからの必死の願いで、私とたまちゃんの出会いがあり、猫助けとしてたまちゃんを貴志駅長に任命し、客招き担当となってからは、業績拡大に弾みがつきました。遂に和歌山電鉄のみならず和歌山県のイメージアップ、観光収入アップなどに年間11億円の経済効果と言われるまでになりました。その功績により、昨年10月には仁坂知事様から勲功爵位をいただき、たま様になって、猫助けが逆にこちらが助けられることになりました。掌中の玉と言いますが、まさしくたまげたたま様です。

たま電車のアイデアは、おもちゃ電車の次の構想として、私が心密かに思っていましたが、確固たるものになったのは、昨年1月にスーパー駅長に昇進した時です。たま電車をつくろうとみんなに相談し、水戸岡さんにたま電車のデザインの依頼をしました。外装の101匹たまちゃんと素晴らしい内装で、お子さまの夢だけでなく、みなさまの安らぎを運んでくれると思います。

記者発表のレジュメにない隠し玉が2つあります。一つはたまちゃんが自分のお小遣いで1万円寄付して、サポーターとして電車の名盤に載っていることです。これは自分のお年玉などをためたお金を寄付したもので、たまちゃん自身のお金です。

もう一つはたまちゃんの鳴き声が車内放送に入ります。また、この5月の連休までには、さらに面白い趣向を考えています。次はいよいよ沿線での楽しみの開発です。昨年末和歌山県のご努力で、懸案の西日本を代表する三社参りが復活しました。

まず和歌山電鉄を知っていただく、そして乗って楽しんでいただく、次は沿線に住んで誇りに思っていただくことで、乗客増加に努力します。

これからもどんどん楽しみを加えて、安全第一に、よりご利用の利便を図り、和歌山の、日本の地方鉄道ここにありと頑張ります。

たま電車

<2009.03.21>

『西大寺鐵道展』あいさつ

両備グループ代表 小嶋光信

『西大寺鐵道展』のオープニングにようこそお越しいただき、有難うございます。
今朝起きましたら、雨が降っていました。けえべんが、この鉄道展でまた皆さんにお目にかかれると、うれし泣きをしていると思いました。

私どもの西大寺鉄道は1910年に創立されてから、来年7月31日で創立100周年を迎えます。日本三大奇祭といわれた観音院の裸祭りの西大寺と、岡山市の後楽園間を結び、軽便鉄道としてガタゴトと、「けえべん」「軽便」と言われ、親しまれながら52年の生涯を終えました。
往時は、皆様方の暮らしの大切な足として、生活の一部として、また裸祭りの時には鈴なりのお客様を屋根の上まで乗せて、誇らしげに走っておりました。


私どもの100周年と相前後して、この春に全国都市緑化フェアがこの西大寺で挙行されるというので、昨年改めて私どもの本店所在地の西大寺バスセンターを見直しに訪れました。時代と共に往時の面影が薄れ、開発当初の池や樹木もなくなって、古い看板とお客様の自転車が乱雑に溢れている姿に、ジンと私の心に込み上げてくるものがありました。いつも見慣れた風景でしたが、改めて見てみると、現状を申し訳なかったと思いました。
両備グループが現在の企業数58社、約7千人の社員で、年商1400億円以上の企業になれたのも、この母なる西大寺鉄道と、支援してくださった地域のみなさんと、先輩たちのお陰です。

そこで、この機に思い切ったリニューアルをしようと、弊グループデザイン顧問の水戸岡先生にお願いしました。
お陰様で、今日までに創業者の松田与三郎翁の銅像の雨だれもなくなり、後方の池も水が張られ、松と柳が往時の場所に復活しました。軽便の気動車も中の見学が出来ますし、自転車置き場とお客様の待合室も整然と綺麗になりました。
100周年は、社員の手作りによる、汗と心意気で感謝の意をお客様に示したいと思っています。鉄道展も美術展も、緑化フェアも両備グループの社員が中心に皆様にサービスさせていただきます。

今日、両備グループのコマーシャルソング「街は青春」を演奏してくれたのは、外部に対して本邦初演の両備バンド「オルケスタ デ ブルースプリングス」で、歌ってくれたのは私どもの両備バスガイドの皆さんです。来年7月31日の100周年創立記念日には、あっと驚く、楽しい、私どもの社員手作りの感謝の数々をご披露したいと思っています。


この『西大寺鐵道展』でお力添えいただいた皆様と、岡山商工会議所・窪津専務理事様、岡山市立東公民館・長崎館長様に感謝を評したいと思います。
ありがとうございました!



<2009.03.13>

代表緊急メッセージ
100周年に向けて「日本一安全な運輸企業大作戦」のキックオフ


両備グループ代表 小嶋光信


平成21年2月16日に選任し発令した安全インストラクターと、日本一安全な運輸企業に向けた取組み(日本一安全な運輸企業大作戦)は、岡山電気軌道や岡山交通の重大事故を受けて、根本から安全対策の見直しを図る、来年100周年に向けたグループ全体での必達の運動です。
会社目線、管理者目線だけではなく、真に運転者目線となって、個別指導を前提に確実な安全運転を社会やお客様に安全保証する体制づくりと、全社的意識改革を図るものです。


ポイントは、以下の通りです。
  1. 安全インストラクターが運転者の運転技能、安全能力を、「松・竹・梅」の3段階に分け、問題のある運転者をマンツーマンで指導し、安全運転を伝授する。
  2. それぞれの職場の安全トップランナーの運転者などからサブ安全インストラクターとして数人ずつ選定(目安は1人のインストラクターが5人を限度)して、日常的に安全運転をバックアップさせる。
  3. 事故は当事者だけでなく、全社的責任として、労使双方で対応します。
  4. フールプルーフ(ポカ除け防止)のため万が一の際にチェックできる安全機器の導入を図る。
  5. 安全管理は自己管理が前提で、コーチングなどで本人の気付きを重視する教育を図る。
  6. マンネリにならぬよう、常にQCなどで、問題点の重点的対応を図っていく。


死亡事故を起こした岡山交通の事例を、過去の事故歴、指導歴で検証すると、勤続7年61歳で9件の事故を起こしており、ハインリッヒの原則の通り、チョコチョコ事故が大事故を招いていると言えます。また、入社時および各種定期的検査においても平均値を下回る結果を示していました。

重大人身事故を起こした岡山電気軌道の事例では、勤続5年51歳で、事故歴は1回ですが、社内規程違反を繰り返し、出勤停止処分3日を受けていました。会社側の指導歴はしっかりしており、「自分ひとりが優れていると自惚れる性格である」点を常に指摘していたようです。しかるに、会社側の管理や懲罰を批判し、私鉄組合側がそれを鵜呑みにして県労委に不当労働行為としての訴えをするなど、結果として運転手を甘やかしたことが重大事故に繋がったと言えます。


これら結果から、人命をお預かりする事業の使命として下記について徹底して取り組みます。
  1. 入社時の適性検査や動体視力検査や事故歴で、これ以上は駄目という明確な基準を設定します。
  2. 各社における事故惹起者への指導は、1回目の事故に対しては管理者が行ない、2回目は、COOが直接行なう。3回以上なら労使が懲罰委員会で運転者能力の是非を問うなどの対策が必要だと思われます。
  3. 安全教育を8回も受けて効果がないということで、2回目以上の事故惹起者には、教育体制・内容も改める必要があります。
  4. 安全マネージメントでは、会社側の管理責任ばかりが強調されていますが、法的な労働組合を有している運輸企業には、労使が安全マネージメントを共有しているかどうかの指導もいると言えるでしょう。


多くの職場では、労使が真剣に安全に向けて取り組んでいます。両備グループ全体のバス、トラック、タクシー2,510人の運転者がいる中で、たった2人の犯した事故ですが、頑張っている2人以外の運転者全員の名誉に関わる問題ですから、重大事故の発生は1件でも許されません。

両備トランスポート岡山では、14ヶ月無事故が続いています。両備トランスポート全体でもこの1年間で有責事故が半減以上し、重大事故はもちろん0件、10万キロあたりの有責事故率は0.027件と、業界平均0.152件と比較して、5分の1と驚異的安全率を達成しています。
バス会社より安全率が低いとされていた物流企業で、両備バスや岡山電気軌道、中国バスの安全率だけでなく、バス業界でも過去最高という西鉄さんが数十年前に作った10万キロ当たり0.03の数値を上回っているのです。やれば出来る。そのコツは、労働時間遵守や交通法規などのコンプライアンスをしっかり守った労務管理を現場でしっかり行なうということです。

都市型交通のため事故発生率が高い職場といえるタクシー事業でも、両備タクシーカンパニーでは、業界の3分の1、グループ内で比較しても半分以下の事故率と好成績をあげています。

これらから分かることは、事故は運転者の自己管理による自己責任はもちろんですが、労務管理次第で、職場全体が安全な職場になるということです。
この大作戦を、両備グループの威信にかけて、労使一体となって取り組みます。



<2009.03.06>


授与式に臨む小嶋社長(左)と社員に抱かれたトランスとポート

トランスちゃんとポートちゃんに
安全管理トップランナー賞を授与


両備ホールディングス(株)
社長 小嶋光信


今日は2月22日で、"222"でニャンニャンニャンですから、猫の日と言われています。
猫の日の今日、両備トランスポートカンパニーの安全管理夜回り担当委員長、トランスちゃん(茶トラ猫)と、副委員長ポートちゃん(黒猫)に、無事故・安全運動に著しい貢献があったということで、安全トップランナー賞を授与したいと思います。
賞品の一部として、首輪と名鑑、そして猫好きの三好秘書手製の夜行安全チョッキをご褒美に着せてあげました。

トランスちゃんとポートちゃんとの出会いは昨年1月でした。たまたま小豆島に行ったときに激励に両備トランスポート岡山を立ち寄ったときのことです。激励が終わり帰ろうとドアを開けると、そこに茶トラ猫と黒猫の2匹の野良猫が、私が出てくるのを待っていたように座っていました。
思わず撫でてあげると、ごろりと横になって嬉しそうにしたので、どこの猫かと尋ねました。すると新岡山港に住んでいる野良猫で、ちょこちょこ会社にやってきては、運転手さんに追い出されているとのことでした。
すでに和歌山電鉄でスーパー駅長のたまちゃんが活躍していたことでもあり、可哀想なので、茶トラ猫にトランスちゃん、黒猫にポートちゃんと命名し、安全管理夜回り役を命じました。

それを契機に女性社員を中心に、みんながこの2匹の猫を可愛がり、大事にするだけでなく、仕事から帰ると癒されるのか、安全招き猫になりました。
両備トランスポート岡山では14ヶ月無事故を達成し、両備トランスポート全社では、10万キロ当たりの有責事故率が0.027件と、トランスちゃんとポートちゃんが就任する前から比べると約3分の1まで事故が激減しました。
この数字は地球92周に1回の事故という偉業であり、もちろん重大事故は0件でした。両備グループのバス部門より事故率が低いうえ、業界平均の6分の1の事故率です。

この安全管理の改善は、もちろんこの猫招きだけでなく、三村常務を中心とした、安全マネージメントによる安全教育と意識の改革、労働時間管理や交通法規の徹底遵守などの全社員の取り組みの成果と言えます。
トランスちゃん、ポートちゃんの表彰を一つの契機に、更に一層の安全運転への取り組みを願っています。



二人(二匹)に贈られた賞状
小嶋社長に抱かれたトランス(左)と
三村常務に抱かれたポート

二人(二匹)に贈られた夜行安全チョッキ

<2009.02.22>

小嶋社長

両備ヘルシーケア発足あいさつ

両備ホールディングス社長 小嶋光信


このたび三洋エメリタス社の経営を引き継ぎ、「両備ヘルシーケア」として発足することになりました。
三洋エメリタス社が経営していた「サン・オークス倉敷」を、地元である両備に任せようと選んでいただいたことに感謝するとともに、三洋さんが生み育ててきたこの事業を、ご期待くださったようにきちんと育てていきたいと思います。


両備グループはまちづくり、地域づくりを使命としている企業グループですが、高齢化社会における福祉介護の事業を将来の中核になる事業と位置づけています。そのため、私は約20年前から福祉介護事業の研究をするため色々な会合に出て勉強をしていました。

そのとき、この事業の経験の深い方が2枚の写真を私に見せて、「これらの写真が何か分かりますか?」と言われました。1枚の写真には数台のベッドに痩せこけて口を開けて寝ている外国の老人たちが写っていました。もう1枚には同じポーズの写真ですが、日本の老人たちが寝ている写真でした。「病院の写真ですか?」と尋ねると、「いいえ、1枚は強制収容所アウシュビッツの写真で、1枚は日本の老人ホームの写真です」と言われました。これが実状です、と言われて、飛び上がるほどビックリしました。

また、ある会合で熟年の女性が、「あなたたち男性には介護を語る資格はありませんよ。日本の老人の平均は約7年間病床にあって、男性は女性の介護を受けて亡くなっていきますが、介護した女性は誰も介護をしてくれる人が家庭にいないのです。全ての家庭の介護を女性に委ねて、何の介護もしない男性に介護を語る資格がありますか。家庭で介護している女性はヘトヘトです」と言われた言葉が胸に刺さりました。


そのとき、健康で自立した幸せな老後が大事であり、家庭における介護の軽減が急務であると痛感しました。交通運輸業を主軸として、まちづくり、地域づくりを主業務にする両備グループとしては、高齢化社会のまちづくりとしてどう対応していくかということを考えました。

それで、在宅において介護されている方々の支援を中心に、まず身近なタクシーで、家庭に閉じこもって病院や買い物にいけないご老人に移送介護のシステムを提供しようということで、岡山市内440台のタクシーを中心に介護事業を始めました。

その後、「倉敷ケアセンター両備そよ風」を開業し、デイサービスとショートステイ事業で在宅介護支援を拡充しました。
コンセプトは「明るく、楽しく、健康」で、自立できる介護を目指し、施設もリゾート風に明るく、料理は健康を気遣いながらも、美味しく食べていただける工夫を凝らすなど、温かい介護に心がけるリゾート型福祉介護施設にしました。特にお年寄りを幼児扱いにする言葉や態度を絶対取らずに、尊敬の念を持って接するようにしています。


しかし、家族で介護出来ない方々、また介護度が上がって施設に任せなければならない場合には、やはり有料老人ホームが必要です。また今後展開するマンションや個人住宅にも、将来介護を必要としても住み続けていける工夫やノウハウが要るようになります。従って、今回のサン・オークスの譲渡は、シナジー効果があるのです。

有料老人ホームや高齢者向け住宅が今後増えていくでしょうが、現状では経営が苦しくなるとサービスや約束が守られなかったり、安心な介護・医療が期待できなくなったりなどのトラブルが頻発しているようです。両備グループの経営理念は「忠恕=真心からの思いやり」ですから、誠心誠意の真心からの思いやりをもってこの事業も育てていきたいと思います。


「両備ヘルシーケア」という名称も、死期を待つだけの福祉介護ではなく、老後を健康に希望を持って生きていけるように心がける福祉介護を目指すということで命名しました。
みなさまに安心して任せていただける介護、豊かな心で、明るく希望のもてる老後を過ごせるお手伝いが出来るように頑張ります。



<2009.01.19>

両備グループ 小嶋代表

平成21年年頭の辞
大不況を克服しよう!


両備グループ代表 小嶋光信


あけまして、おめでとうございます!
ご家族のみなさんとご一緒に、明るい希望に満ちた新年を迎えられたことと、お慶び申しあげます。

昨年は怒涛のような原油値上がりと、サブプライムローンに端を発した金融危機で、まさに世界恐慌への瀬戸際になってしまいました。グリーンスパン前FRB(米連邦準備理事会)議長が「百年に一度の津波」と言ったように、まさに一触即発の事態です。


両備グループの最大の事業のコアは交通運輸業であり、その中でも特にフェリー、高速艇やトランスポート系は燃料消費量が多く、まさに危機的状況でしたが、それぞれの素晴らしい対応で、何とか荒波を乗り越えています。このような経済危機には企業体質と企業力が問われますが、幸い一昨年両備ホールディングスを作って、企業力の集約を図っていたことで、企業信用力も高く、この危機をむしろ攻めに転ずることができています。
ここ10年間の世界や日本の状況は、「アメリカのブッシュ大統領は世界を壊し、日本は地方を壊した」と言っても過言ではありません。アメリカのブッシュ大統領の何でも自由という極端な自由競争原理主義(私の造語です)で、無秩序にはずされた規制が、世界の金融・経済を破壊することになりました。その日本版の規制緩和政策は、地方の衰退と地方公共交通の崩壊を招いてしまいました。自由を守るために、ルールすなわち規則・規制があるのです。幸いアメリカもオバマさんを次期大統領に選び、世界も、日本も今までの愚策に気が付いて、「必要な規制」があることを認める社会に戻りつつあります。



地方公共交通再生への全国的貢献


規制緩和で壊された地方公共交通の再生のために、両備グループで引き受けた和歌山電鉄貴志川線や、中国バスでの活躍で、将来の地方公共交通を守る芽がでてきました。和歌山電鉄での地域一体の努力が一つの見本となり、先進国では当たり前の「公有民営型」というスキームが法制化になり、約90路線ある地方鉄道のうち70近くの路線が助かる可能性が出来ました。また、2つの再生の実績で、中央で発言させていただく機会ができ、その発言がひとつのきっかけとなり、地方バスの経営努力を喪失させた補助金制度が、標準原価より低ければその5%を、原価低減すればその20%をプラスしてくれるという改革で、経営努力を認める画期的改革が行われるようになりました。
また、足元の岡山市内においても、中鉄バスとの永年の問題を、国道53号線の岡山電気軌道との共同運行をすることで、岡山駅構内の方面別問題も含めほぼ全面的解決ができ、全国でも大変注目を集めました。両備ホールディングスとしても、規制緩和で荒療治のため路線と観光を分割しましたが、一応の目的を達して、更に総合力を出すために両備バスカンパニーとして再統合しました。
今年は岡山電気軌道と両備バスカンパニーの路線再編を思い切って行い、21世紀の岡山市内の公共交通のあり方を創っていきます。



東京一極集中への対応


世界の危機で、東京のミニバブルが弾けたとはいえ、首都圏一極集中はとどまることをしらず、情報系の東京における事務所移転を機に、両備グループの首都圏対策として東京事務所を設立しました。東京事務所の目的は、各社の首都圏地域での営業支援だけでなく、M&Aと人材確保にあります。こんなに早く効果が現れるとは思いませんでしたが、一昨年の共栄運輸倉庫についで、サービス力が売り物のハロー・トーキョーの再建も引き受けることができましたし、人材を確保して両備ホールディングスに企画開発部も設置できました。不動産も全国での取引ができる免許も取得し、このどん底という一番チャンスの多い時期に首都圏での事業開始ができました。
ピンチはチャンスといいますが、チャンスを物にできるシフトが整っています。



たま様で企業イメージ高揚


和歌山電鉄のスーパー駅長たまちゃんが、和歌山県知事から勲功爵位をいただいたので、たま様になりました。グループ広報とスーパー駅長たま様のもの凄い活躍で、一気に和歌山電鉄と両備グループの好感度がアップしました。
また、25年前に作ったコマソンの「街は青春」が岡山県を代表するコマソンに選ばれ、両備タクシーセンターも「おかやまIT経営力大賞」を、育児支援でも岡山県知事賞をいただくなど、話題の多い一年でした。
情報系も両備システムズ ソフトウエアカンパニーが、富士通さんの戦略的パートナーとして400社中4位とトップクラスの評価を受けましたし、新たに同社に健康ビジネスカンパニーの設立も行われました。両備システムソリューションズでは、WEB予約のシステム提供が可能になり、両備システム機器販売も20周年記念として両備システムイノベーションズに社名変更をして、情報グループとしてエリアと事業拡大に積極的な取り組みを図りました。
両備ホールディングスと両備システムズのコラボで、両備オープンラボも開設し、話題になっただけでなく、未来スーパーのアイデア募集も周囲の目を引きました。



岡山で一流でも全国では二流


昨年の経営テーマは、「チャレンジ5で日本一!」運動の3年目として、「現場力を磨く」としました。改めて現場を見直してみると、確かに岡山ではお客様の高い評価をいただいていますが、ひと言で言って「岡山で一流でも全国レベルで二流」と謙虚に見つめ直してみる必要があります。強い相手と闘って勝っていけば強くなりますが、岡山でぬるま湯の中で、少し現場力に錆が出ていると思われます。電話応対やカウンターやレジ、バス、タクシー、船舶、ストアや石油スタンド等での応対や接客とともに、職場の5SAFに磨きをかけるために、CS(お客様満足)に本格的に取り組む体制を作りました。

CSのレベルをお客様の苦情で分析すると、
レベルⅠ:5SAF不足への苦情
レベルⅡ:業務知識不足への苦情
レベルⅢ:気配り不足への苦情
となります。

レベルⅠの苦情は、躾や訓練で直し、レベルⅡは教育で、レベルⅢの苦情は高度な対応を求められるので、感性と経験で磨かなくてはなりません。苦情を減らそうと思っても、お客様のご要望はレベルⅠからレベルⅢへとあがっていきますので、お客様の期待が増えれば、苦情も増えます。苦情絶対数よりその苦情のレベルなのです。
マンネリになった職場では、お客様の苦情を嫌ったり、隠そうとしたり、"やなこと嫌い"の社員が生まれます。お客様の苦情は、実は一流に成るための宝なのです。お客様の苦情に真剣に取り組むことで、企業も社員も磨かれるのです。ぜひ"やなこと好き"になってください。苦情を聞くことに強くなるとともに、トップランナーなどで、良いことを大いに誉めてあげてください。

「チャレンジ5で日本一!」運動での改善・改革や問題解決のために、QC手法の取り組みや、富士通さんから学んだ「職場自律改善活動」と、社員自らの気づきを促すコーチングなど、新たな教育手法も取り入れていき、両備社員がどこの一流の社員に比較しても遜色ない水準にしていく体制を整えました。
一番の改善への近道は、問題発見能力です。
常にこれでよいのか、今日の仕事は、明日はもっと良くしようという気持ちが大事です。



今年の経営テーマ


今年の経営テーマは、
大不況克服
1.現場営業力強化
1.現場改革力推進
1.現場CS力向上
の3つです。

営業なくして会社なし、改革なくして利益なしで、全ての始まりは、現場での営業です。
不況で売り上げが収縮すれば、シェアアップを図るか、地域と顧客を拡大するかのどちらかです。そして売上げて、いかに利益を出すかは原価の改善・改革です。そして、経営の全ての源である売上げと経費は、現場で創られ、お客様へのCS(お客様満足)で決まります。大不況の今こそ、大きく差がつくのです。一流の大手と生産性の違いと待遇の差をキャッチアップするには、考えて付加価値をつけて仕事をすることです。
考えずに決められたことだけをする作業では一流にはなれません。考えて"笑売"しましょう。

価値ある仕事へのヒントは、実はお客様の苦情・叱責の中にあり、これらを肥やしに改善・改革することです。それに仕事のスピードをあげることです。
一流と二流の差は、実はスピード感の違いです。

「好況よし、不況さらによし」と松下幸之助さんは言われたそうです。「不況は、普段見えなかった欠点が浮かび上がる」というのです。
ですから不況の今はチャンスなのです。


2010年の100周年に向けて、いろいろな改善・改革をやってきました。ここ数年、岡山では両備の一人勝ちだと言って下さる方もたくさんおられます。業績的には決して勝っているとは言えませんし、57社中赤字の企業も数社出てきましたが、逆風の中に、両備のオリジナリティで、雄々しく立ち向かって突き進んでいる姿が勝っていると見えているのかもしれません。
交通運輸部門、情報部門、生活関連部門という3つのコアで、それぞれグループ長と各委員長を中心に、活発なリーダーシップが発揮され、各社がそれぞれ独立していながらも、それでいてブドウの房(クラスター)のように一体に進む、両備クラスターの形成が着実に進んでいると言えるでしょう。

両備の宝はヒューマンウエアです。グループを貫く各委員会などのグリッドシステムでの管理手法や、社員の一人ひとりが自己管理をすることを会社が管理するという考えとともに、教育システムや健康システムやグループ監査などを、信託経営のうえに加えて、両備独特の管理体制を築き上げてきました。
目的は社会のため、お客様のため、社員の幸せであり、そのためにも企業を強くしていかなくてはなりませんが、両備ハッピーライフプロジェクトで最も大事にしていることは、日本で最も安全と健康を大事にするヘルシーな企業であるということであり、社員を育てる企業という方向性です。
企業の一流は、即ち皆さんが一流になることであり、一流になれば、一流の生活が待っているのです。
どうせ一度の人生なら、頑張って私は"これ"という誇りの持てる一流を目指し、この大不況を克服しましょう。

<2009.01.05>


和歌山電鉄 小嶋社長

スーパー駅長たま様の
マント授与式あいさつ

和歌山電鉄社長 小嶋光信


一昨年の1月5日に駅長に任命して、素晴らしい客招きで地方鉄道再生の立役者になった弊社貴志川線貴志駅長の三毛猫たまちゃんは、昨年たった1年で課長職のスーパー駅長に異例の昇進をしました。
昇進するや、そのスーパー振りを発揮して、全国のみならず、フランスの映画に出演したり、アメリカ、中国などで、その活躍が紹介されたりと、和歌山電鉄の客招きのみならず、和歌山県の観光客誘致にも貢献し、その経済効果は11億円と発表されました。
そして昨年、和歌山県知事から勲功爵の第一号を受賞しました。まさに快刀乱麻の活躍です。

本日は両備グループの「2009年客招きトップランナー賞」として、勲功爵に相応しいイギリス貴族のガーター勲章に倣い作成したマントと帽子飾りを授与したいと思います。鉄道のスーパー駅長に贈りますので、ガーターならぬガタゴト勲章ということになりましょうか。
マントは紺色のベルベット生地で仕立て、肩には紋章として和歌山電鉄のイチゴがデザインされています。帽子飾りには岡山県のダチョウ牧場から両備ホールディングス㈱スカイサービスカンパニーの難波カンパニー長が特別に譲っていただいたダチョウの本物の羽毛を使っています。マントと帽子、ともに三好秘書の手製で、心のこもった作品です。
これで勲功爵・スーパー駅長たま様に相応しい出で立ちになりますし、寒い冬も暖かく駅長業務としての式典出席などの正装になると思います。

今日の良き日にもう一つ嬉しい話があります。
昨年和歌山電鉄に総合学習に訪れた和歌山大学教育学部付属中学校の生徒のみなさんが中心になって、1年生160人全員から一人100円の募金を集めてくださり、たま電車のサポーターとして式典会場に届けに来てくれました。一学年全員とは初めてのことであり、みんなのお小遣いから出してくれた本当に心温まる資金です。

今年3月の春休み頃にはいよいよ「たま電車」が登場となりますが、未来を担う子供たちの応援に力づけられます。まだ募金は受け付けておりますので、是非みなさまも奮ってご支援よろしくお願いします。
今日は和歌山市・大橋市長様、紀の川市・中村市長様にもご多忙の中ご出席いただきましたこと、またスーパー駅長たま様のためにかくも大勢の皆様のご出席に心から感謝いたします。

凛々しいたま駅長 凛々しいたま駅長 凛々しいたま駅長 凛々しいたま駅長 たま駅長、どこ?
凛々しいたま駅長
(撮影:たまボラ隊・田中輝幸さん)
帽子の羽は本物のダチョウの羽 いかがでしょうか? マント姿の立ち姿 マントには紋章として和歌山電鉄のイチゴのワッペン付 たま駅長、どこ?? というくらい、大勢の皆様にお集まりいただきました


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*たま電車サポーター受付は2009年1月31日までです。
[ニュースリリース] 和歌山電鐵 「たま電車」サポーター全国募集について
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<2009.01.04>

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