社員の声⑥江藤伸弥


INTERVIEW
OKAYAMA MOMOTARO AIRPORT
RYOBI SKY SERVICE COMPANY
 社員の声⑥江藤伸弥




入社の動機を教えてください

幼い頃から空港が大好きで、家族に連れられてよく岡山空港へ遊びに行っていました。

「大きくなったら空港で働く!」と得意げに言っていたらしく、当時の私は飛行機よりも、マーシャリングで“しゃもじ”のような道具を使って飛行機を誘導している人や、大きな車を操っているスタッフに目を輝かせていました。

パイロットやCAではなく“地上のヒーロー”に憧れていたのです。

でも正直、空港で働くなんて自分には雲の上の夢だと思っていました。

そんな中、高校生のときにグランドハンドリングの専門学校の存在を知り、一気に現実味が増しました。

流れるように進んだ道の先で、憧れだった岡山桃太郎空港で働けている今、昔の自分に「夢、ちゃんと叶ったよ」と伝えたいです。



現在の仕事内容を教えてください

皆さんは「グランドハンドリング」と聞いて、どんな仕事を思い浮かべますか?

あまり馴染みがないかもしれませんが、私はこの仕事を“航空業界の縁の下の力持ち”だと思っています。

例えば、飛行機の地上走行を誘導するマーシャリングや、お客様の大切な手荷物の搭載・搬送、郵便物や貨物の積み込みなど、飛行機の床下で行われる作業全般を担当しているんです。

スポットでは「動く!持つ!載せる!」と、まるで空港の裏方プロ集団のようにフル稼働(笑)。

表に出ることは少ないけど、安全で快適なフライトを陰で支えているっていう誇りを胸に、毎日頑張っています。

言葉だけでは伝わりにくいかもしれませんが、次回空港にお越しの際は、飛行機の周りで黙々と働いている私たちにもぜひ目を向けてみてくださいね!

ちょっとした仕事ぶりに、きっと「なるほど!」って思ってもらえるはずです。



業務中の嬉しかったこと、エピソードなどを教えてください

業務の中で、「ああ、この仕事やっててよかったなあ」と心から思えた瞬間が2つあります。

まず1つ目は、幼い頃からの憧れだった“マーシャリング”を、自分の手でできたことです。

飛行機をパドルで誘導する、あの空港の花形のような作業ですね。

空港での業務はすべて資格が必要で、実機を使ったOJT(現場訓練)をクリアして、ようやく一人で作業できるようになります。

初めてひとりで航空機を誘導したときは、正直めちゃくちゃ緊張しました。

でもそれ以上に、「ついに夢が叶ったんだ!」という気持ちで胸がいっぱいに。

自分に向かってゆっくり近づいてくる飛行機の姿は、何度見ても圧倒されるほどの迫力と感動があります。

2つ目は、飛行機のお見送りのときに行う「グッバイウェーブ」で、お客様が手を振り返してくださったことです。

グラハンの仕事は体力勝負な面もありますが、あの一瞬の笑顔と手振りに、本当に救われるんです。

心がポッと温かくなって、「今日も頑張ってよかったな」って思える瞬間です。

実は、機内からのお見送りの手、しっかり見えています!

なので、もし機会があれば、ぜひ手を振ってみてください。私たち、全力でお返しします!



あなたの夢を教えてください

私の夢は、安全性・定時性をしっかり守りながら、チームみんなで楽しくハンドリングができるロードマスターになることです。

飛行機の運航において、安全と時間の正確さは最優先。

そのうえで、現場ではチームワークが欠かせません。

声をかけ合い、時には冗談も交えて、メリハリのある雰囲気づくりを意識しています。

ピリッとする場面もありますが、笑顔のやりとりがあるだけで、チーム全体の動きもスムーズになる気がします。

そんな空気を自然とつくり、頼れる存在として現場を引っ張っていけるロードマスターを目指して、これからも経験を積んでいきたいです。