HOME バス 小豆島航路/観光船 タクシー 総合物流 旅行 暮らし レジャー 会社情報
HOME会社情報 >社長室から
会社概要社長室からニュースリリース個人情報保護方針環境方針採用情報

社長室から 小嶋光信CEO

平成23年6月21日付で小嶋光信は両備グループ会長へ就任いたしました。
最新メッセージは「両備グループ代表メッセージ」をご覧ください。


 

>平成22年「社長室から」
>平成21年「社長室から」
>平成20年「社長室から」
>平成19年「社長室から」

■イースタンエアポートモータース事業譲受の件

■第5回貴志川線祭り開催

■被災地・岩手大槌町に観光バス3台寄贈

■大槌町教育委員会、町民の皆様

■岡山高島屋との資本提携一周年記念セレモニー

■平成23年入社式式辞「人の痛みが分かる思いやりのある人財になろう!」

■たまルンカード登場!- 両備グループ100周年、岡山高島屋資本提携1周年記念 -

■東北地方太平洋沖地震で被災された皆様へのお見舞いと両備グループ社員の皆さんへのお願い

■20年来の夢実現!- 御座船 備州が東京へ -

■あのドラえもんがたま駅長を応援、1日貴志駅

■門田かいわい歴史散歩マップイラスト展出発式

■京山ソーラーグリーンパーク「京山ラボ・パーク」の研究施設完成セレモニー
 ―太陽光発電を利用した植物人口栽培研究施設の完成―

■たま駅長がナンバー3に昇格

■平成23年 年頭の辞「ネクスト100年は素直な気持ちで、忠恕を実践!」

 


イースタンエアポートモータース事業譲受の件

両備ホールディングス
社長 小嶋光信

東京の羽田にあるイースタンエアポートモータース(株)の全株式を譲受する契約を5月10日に行い、13日より役員も交代し、両備グループの1社として、経営することになりました。

同社は昭和36年創業で、車両台数99台を保有する50年の歴史のある会社ですが、創業家の後継者がいないということで、このたび両備グループで経営をお引き受けすることとなりました。

ご承知の通り、タクシー業界は規制緩和による大量増車で、どこもかしこも正業とは言い難い経営実態に陥っておりましたが、昨今、規制緩和の弊害から一転規制を強化し、一律減車などの需給調整が行われるように様変わりをしました。需給調整そのものは業界全体としては正しいのですが、個別企業としては一律ということになると、古くからやっている企業も、規制緩和後に供給過剰を引き起こした企業も同じように減車ということになり、特にしっかり乗務員を確保して真面目にやっていた企業にダメージがあり、車の余っている会社は、コストダウンになるというチグハグを生んでいます。

このような中で経営を改善するには、事業の統廃合を進めて、規模の利益を追求できる体質に変革することが必要になったのです。
両備グループとしては、現在131台保有のハロー・トーキョーというハイタク会社を再生中ですが、減車によって、再生のスキームが大幅に変わってしまいました。
特に無線を中心にやっているハロー・トーキョーは、ハイヤー、タクシーの1台当たりの無線コストが上がることになり、現状では4~500台でなければ採算を合わせることが難しいでしょう。

従って、

第1にハロー・トーキョーとしても、イースタンエアポートモータースとの規模のメリットの追求が生じたのです。

第2に、イースタンエアポートモータースは全日空様の乗員の送迎を中心として仕事をしている会社ですが、ハロー・トーキョーとは事業区域の補完関係がありますから、ここに両社のシナジーが生まれるのです。

第3に、最大顧客でもある全日空様としても、安心して任せられる譲渡先でなければならず、弊社は岡山空港開港以来の全日空様の総代理店であって、お互いの信頼関係が厚かったということが言えるのです。

このたび全株式を両備ホールディングスがお引き受けしましたが、全日空様とは、これからも緊密な関係を継続して参ります。
タクシーの仕事は、どの産業よりも自らの努力で幸せを掴み取っていかなければならない事業です。会社は、社員が幸せを掴みとれるように健康と能力とやる気を引き出す努力をして、お客様から信頼を勝ち取れる安全や、接客サービスという質の面で日本一のタクシーを目指します。

両備グループは「忠恕(=真心からの思いやり)」を経営理念に、「社会正義」「お客様第一」「社員の幸せ」を経営方針に、次代の夢のあるタクシー事業づくりに、労使一体になって努力したいと思います。

 


両備ホールディングス
2011/05/13

 


第5回貴志川線祭り開催

和歌山電鐵
社長 小嶋光信

今回の貴志川線祭りは、1000年に一度の大災害である東日本大震災の復興支援チャリティーイベントとして行うこととし、開会に先立ち、参加者全員で被災地への哀悼の意を込めて黙祷をしました。

5月8日9時26分和歌山駅発のおもちゃ電車に乗ったら、三人連れの奥様たちが「わー、可愛い電車!」と若い娘さんたちのように駆け寄っていく姿を見て、5年前と様変わりの賑わいに感謝しました。5年前の日曜日のこの時間帯は、通勤、通学の客もなく、閑散としていたのに、ありがたいことです。

そしてこの第5回目の貴志川線祭りを、大橋和歌山市長、中村紀の川市長、和歌山県から岩城局長はじめ、約2000名のサポーターや市民の皆さんにお集まりいただいて、このように盛大に行なえることは感激です。

岡山電気軌道がこの旧南海電鉄貴志川線の再建を引き受けた時は、誰しもこの再生が成功すると思った人はいなかったでしょう。多くの第三セクターによる地方鉄道の再建が失敗して、私には南海電鉄貴志川線は、全く違う方法での再建の仕組みを作り上げて再生を目指す最期の試みであると思われたのです。

そこで、私はこの貴志川線再生のご相談を受けた時、第三セクター方式の失敗の分析をして、一年前に実験に成功した津エアポートラインの公設民営の手法を応用し、

  1. 公設民営による再生とすること。
  2. 経営は第三セクターとせず、民間の単独出資で経営責任を明確化すること。
  3. 運営の司令塔は社外の行政主導の地域協議会でなく、利用者や市民団体中心の社内の運営委員会とすること。

という三原則で再建案の提案をしました。

公設民営で第三セクターでなく経営をするということは、当時の法律では難しかったのですが、国、和歌山県、和歌山市、紀の川市(当時は貴志川町)の善意でスキームができました。

地域公共交通は、地元住民の物心両面の熱意と支援が無ければ成功しません。通常の再生では、公共交通の必要性を知っている行政が主体になって存続運動が行われ、行政が運動資金を出しているときは熱心にやっていますが、行政の手が離れた瞬間に熱意が萎んで失敗しています。貴志川線の場合は、利用者主体の運動が、貴志川線の未来をつくる会の濱口代表を中心に行われ、そこには全国に見られないような素晴らしい物心両面の善意の活動があったのです。

それに加えて、神様の使いとも思われる三毛猫たまちゃんが、開業日に住処を失って、飼い主の小山商店の奥さんが私に貴志駅にたまちゃんの小屋を置かして欲しいと必死に頼んでこられました。その時たまちゃんと目があった瞬間に、「この子は貴志駅の駅長だ」と閃いたのです。そしてたま駅長が誕生し、小山さんご家族の善意のたま駅長の駅務支援もあり、たま駅長が再生のシンボルになるほどまでに活躍が出来たのです。そして、社員の献身的努力が相まって、今日があるのです。

和歌山電鐵の再生で鉄道の公有民営法が出来ました。
折り返しのこれからの5年間で、次の10年、20年のスキームを創らなければなりませんが、これは地域公共交通の存続に関わる「交通基本法」の成立と財源の確保が大きな前提になってくると思います。この法律ができるように和歌山電鐵や中国バスの再生に努力したといっても過言ではありません。

今日はミニいちごトレインのお披露目もあり、私もたま駅長と一緒にミニいちごトレインに乗る予定です。皆様もイベントお楽しみ下さい!
この5年間で次の20年、30年後を創るとお約束して、ご挨拶と致します。

参加者総数約4000人。
会場にて、和歌山電鐵、開業5周年記念として、東日本大震災復興義援金イベントにご参加いただいた皆様に単一電池2個1セットとして2000個をプレゼントし、感謝の意を表しました。
全国から多くの方にご参加いただきましたことを深く御礼申し上げます。

和歌山電鐵株式会社


 


被災地・岩手大槌町に観光バス3台寄贈

両備ホールディングス
社長 小嶋光信

言葉にならないほど激しい災害をもたらした東日本大震災で、特に大槌町では、町長はじめ多くの皆さんの命が失われ、また持てる物のすべてを失う困難にみまわれたとのことで、心から哀悼の意を表します。

私は、大槌町を訪れたこともありませんが、ただ多くの情報に触れ、最も激しい災害を受けた地域の上、町長が亡くなられ、行政機能まで一時麻痺するという筆舌に尽くしがたい困苦に何とかお役に立とうと、先日、インターネットで大槌町の教育委員会が子供たちの学用品が無くて困っているという状況を知り、社員に呼び掛けて集め、それを27日にお届けしたところです。

私ども両備ホールディングスでも、平成16年の台風で高潮による水害に遭い、玉野営業所のバス約50両を失ったことがありました。大槌町とは比べ物にならない災害ですが、その時の経験で、きっとこの大災害でもバスを失って困っておられる事業者や利用者の皆さんがいらっしゃると思って、路線、観光のバス10両を、グループ各社から捻出してもらって、事前に整備しておりました。そして日本バス協会を通じてお困りのバス事業者を選定していただいたら、奇縁にも学用品をお送りした大槌町の2社が推薦されました。

スクールバスなどにもお使いとお聞きしましたので、大槌地域振興株式会社に中型観光車1両を、有限会社城山観光に大型観光バス2両をお届けします。古い車両ですが、弊社で大事に使って、整備した車両ですから、安心してお使いください。
大槌町のみなさんにバス輸送を通じてお役にたてば幸いです。

 


両備ホールディングス
2011/04/28

 


大槌町教育委員会、町民の皆様

両備グループ
代表 小嶋光信

学用品を贈るにあたって

東北地方太平洋沖地震発生時に、東京の八重洲のビルでたまたま講演をしていて、あまりに長い、激しい地震に遭遇しました。それがはるか遠くの宮城県沖が震源と知り、その後の津波に言葉を失う悲しみに触れました。

ニュースで、大槌町が津波によって壊滅的な被害を受け、加藤宏暉町長がお亡くなりになられるなど、行政機能を失い、救援の対策に苦悩している姿に触れました。未だ訪れたことのない大槌町ですが、心が張り裂けそうに、やるせない気持ちに襲われました。そして、ブログで大槌町の子供たちのランドセルや学用品が失われたことを知りました。すぐに大槌町教育委員会に連絡したところ、ランドセルはすでに集まったとのことですので、全国の8,000人の社員に呼び掛け、学用品を集めました。

子供たちの心に深い傷を与えた大震災ですが、将来を担う大槌町の児童の皆さんに夢を失わず、悲しみや苦しさに負けず、健やかに育っていただきたいとの願いを込めて、ここに社員の真心からの学用品を贈らせていただきます。

 

救援物資搭載風景

 


岡山高島屋との資本提携一周年記念セレモニー

両備ホールディングス
社長 小嶋光信

この4月1日、お陰様で岡山高島屋と両備ホールディングスとの資本提携一周年を迎えました。

政令市になったばかりの岡山市から、倉敷市に次いで、老舗の百貨店の火を消してはならないという気持ちで、資本提携をお引き受けしました。多くの岡山市民も、岡山市には二つの百貨店があることが必要との意見が大半でした。

百貨店の構造不況と、地方都市の構造不況の複合不況で、地方では多くの百貨店において倒産、あるいは再生が行われています。 実際、百貨店経営をしてみると、思った以上の構造不況で、今まで再生してきた中では、最も手強い相手です。

昨年前半は、予算比一勝四敗一引き分けと負け越しましたが、後半はお客様のご支援に加えて、高島屋と両備グループとの資本提携の効果が表れて、五勝一引き分けで、勝ち越すことができました。

そして、2年目を迎えてすぐに起こった東北関東大震災と福島第一原発事故という国難に、まずみんなで一分間の黙祷を捧げ、そして支援の輪を広げるイベントと、西日本が頑張って経済の下支えをしようと誓い合いました。ミニトレインとヨーヨー釣りのイベントの収益は、全てこの被災への義援金に寄付させていただきます。

資本提携一周年を記念して、両備グループと岡山高島屋で「たまルンカード」を共同発行しました。

  1. 岡山のお客様は現金で買い物をする頻度が高く、現金で買ってポイントがつくカードです。
  2. 会費無料で、中学生以上が持つことができるカードです。

キャラクターには、和歌山電鉄を通じて地方再生のシンボルになったスーパー駅長たまちゃんを抜擢しました。 屋上のイベントで、奥様方が「クレジットカードで払うのが嫌いだったのでたまルンカードは有り難い」と言ってくださって、大変嬉しい滑り出しでした。

もう一つの一周年記念が無料のミニ遊園地「たまルンランド」の登場です。昔の百貨店は、楽しい屋上遊園地で遊べて、お子さまランチでご馳走が食べられて、お土産にオモチャを買ってもらえるパラダイスでした。お母さんにとっては子供をご機嫌に遊ばせて、その間ユックリ買い物ができる、一時の安らぎと悦びを生む場所でした。

百貨店の屋上から遊園地が消えて久しいですが、昔懐かしい京山ファミリーランドの遊具を移設して、祖父母、お父さん、お母さんとお子さんたちで楽しく屋上で過ごしていただいて、ファミリーローズでパワーアップしたお子さまランチ「玉手箱」を食べていただいて、お買い物を三世代で楽しめる百貨店を目指します。

私が岡山高島屋の再生を引き受けたのも、子供の頃この楽しかった百貨店で育ったからです。
この二年目が正念場で、楽しく明るい百貨店を目指して頑張ります!

 


両備ホールディングス
2011/04/02

 


平成23年入社式式辞
「人の痛みが分かる思いやりのある人財になろう!」


両備グループ
代表 小嶋光信

皆さん御入社おめでとうございます。心から歓迎申し上げます。

3月11日の東北関東大震災で多くの方々が災害で亡くなられ、また罹災されました。ホームページにも言葉を失うほどの大惨事とお見舞い文を載せたのですが、本当に言葉が出ないほどの惨状で、心から哀悼の意を表したいと思います。また大地震の二次災害で起こった福島第一原発の事故は、長期間日本国中に重い不安を撒き散らすと憂慮しています。

私は、大震災の当日、東京の八重洲のビルの3階にいて、ちょうど講演を終えたところでした。するとグラグラときたのです。私は東京育ちで地震に慣れていますが、今回の地震だけはいつ揺れが収まるかと思うほど、長い長い地震でした。これは大変と震源地を調べると宮城県沖と言うので、これは大災害だと思いました。そこで危機管理として早く岡山に帰ろうと、待たせていたハロー・ト-キョ-のタクシーに乗りました。しかし、すぐに電車や高速道路はストップし、道路は人と車で溢れて、到底空港まで行ける状態でないと判断し、翌日朝の新幹線で帰ってきました。不安が的中し、信じがたい大震災でした。

被災地でも、皆さんと同じように新社会人として希望を燃やしていた若者が多くいらっしゃったと思います。その矢先に起こった災害で、その方々の痛みを是非忘れないようにしていただきたいと思います。

皆さんは、大変厳しい就活(就職活動の略)戦線を勝ち抜いてきて、やっと手に入れた人生の切符だと思います。この人生の切符を大事にしてください。

 

3つの約束

先日ある会合で岡山県の幹部の方が「両備グループは退職率が低くて素晴らしい」と誉めてくださいました。退職率が低い理由の一つに、皆さんがこの入社式で私との「3つの約束」を守ってくださっているからだと思います。

 

第1の約束は思いやりをもつということです。

皆さんが、両備グループの会社説明会に来ていただいたときに、私は皆さんに「忠恕:真心からの思いやり」の心が持てそうもなかったら、両備グループを希望しないほうが良いですよとはっきり申し上げました。両備グループは、売り手市場であれ買い手市場であれ、採用への方針はブレません。一生皆さんがお勤めしていくときに、企業の理念やポリシーに共感が覚えられなければ、いずれ去っていくことになり、お互いが不幸になるからです。ですから、皆さんは、少なくとも思いやりを持とうと集まってくださった頼もしい社員であると信じています。

 

第2の約束は3年の我慢です。

桃栗三年柿八年と言いますし、また、石の上にも3年と言うように、初心忘れず、色々なことがあっても3年辛抱してください。

一般的に入社後2~3年間で30~40%も離職するという原因は、

  1. 些細なことで叱られた。
  2. 思ったような仕事でなく、やる気を失った。
  3. 上司や同僚と良い人間関係が結べない。

ということのようです。

不安もあるし、失敗して叱られることもあるでしょうが、3年は叱られることが仕事だと思ってください。五日市剛さんという詩人が、「失敗と書いて経験と読む」と言っていますが、まさにその通りです。失敗して叱られたら「有難うございました」と言えるたくましさを持ってください。そこから本当の仕事が見えるのです。その前に辞めてしまうと、人生はいつもリセットで、いつも逆戻りで進歩がなくなります。

先日、3年経った社員の皆さんと話をしていたら、「社長が3年間我慢しなさいというので我慢して山を越えたら、仕事が楽しくなった」と言ってくれました。継続は力なりとしっかり覚えておいてください。

仕事は単純なことから学び、最初は思ったような仕事でないかもしれませんが、基本は仕事の土台で、単純な基本の仕事をシッカリ身につけていただかないと応用は利きません。

職場の人間関係を築くためには、まず挨拶ですが、この挨拶という字に答えが込められています。挨拶とは、心を開くという意味で、まず自分から心を開いて飛び込まねば、挨拶になりません。

心構えさえシッカリしていたら、仕事は楽しいものです。両備グループの場合は、皆さん方のお兄さん的な先輩がこの一年間指導員として付いてくれます。皆さんの仕事や環境が変わったことによる悩みなどを親身に聞いてくれます。何でも隠し事をせずに相談してください。必ず皆さんに正しい方向と対処の仕方を教えてくれるでしょう。

 

第3の約束はご両親、家族や先生方への感謝です。

皆さんにまず思いやりを発揮していただきたいことは、皆さんをここまで育てていただいたご両親やご家族、先生方にお礼を言って欲しいということです。帰ってから、また電話でもメールでも結構ですから「今日までありがとうございました。これから社会人として頑張ってやっていきますから、安心してください」と感謝の言葉を言っていただきたいのです。両備グループでは、まず「良き社員」の前に、「良き息子」であり「良き娘」であって欲しいと思います。お世話になった両親にもお礼の言葉が言えなければ、見も知らぬお客様に思いやりの気持ちなど沸くはずがありません。

 

ネクスト100年勝ち残りのコツ
忠恕と知行合一

昨年7月31日で両備グループは100周年を迎えました。「感謝の100年、思いやりでネクスト100年」のスローガンのもとに、皆さんはネクスト100年の元年に入社されたのです。

過去の10年はこれからの2~3年に匹敵するような変化の早い時代です。この次の100年をキッチリ勝ち残っていくコツは、先ほど申し上げた創業の経営理念である「忠恕=真心からの思いやり」です。我々が100年培ってきた「忠恕=真心からの思いやり」を、最近震災で自粛されているテレビコマーシャルの穴埋めをしているACジャパンという民間の広告ネットワークが流してくれています。

今回の大震災で如何に思いやりが大事か国民は勉強しました。自分さえ良ければという人が多くなってきていましたが、社会はお互いに思いやる、人という字のごとくお互いに支え合って初めて活きているのです。

両備グループは、損得だけを中心に仕事を考えるのではなく、まず社会やお客様や社員への思いやりで考えるようにみんな努力しています。勿論、企業ですから儲けなくてはなりませんが、まず利益の前に社会やお客様への思いやりが大事なのです。儲かるという字は人偏で切れば諸人、信で切れば信者で、諸人が信じてくれるから利益が生まれるのです。

まずお客様からの信頼、信用が利益の源なのです。
行動規範は、「知行(ちこう)合一(ごういつ)」です。良いと思うことは必ず実行しようという陽明学の大事な言葉です。これから社会で多くの事柄を学んでも、実行しなければ、学ばぬことよりもっと悪いと言うことです。

この理念と行動規範が、和歌山電鐵や中国バスの再生や、岡山髙島屋の地域支援となって、この企業姿勢が社会に高く評価されるようになりました。忠恕と知行合一という考えがなかったら、これらの労多くして効少ない事業で社会貢献する事もなかったでしょうし、和歌山電鉄のたま駅長も生まれなかったでしょう。

今日、皆さんを歓迎してくれているのは、グループ労使の幹部の皆さんと、100周年記念として社員の有志で編成された両備バンド「オルケスタ デ ブルースプリングス」と両備バスガイドの皆さんです。『秘密のケンミンSHOW』で岡山県を代表されるコマソンに選ばれたこのアップテンポの両備グループのコマーシャルソング『街は青春』は、約30年前にバス事業からこれからは地域づくり、まちづくりだという願いを込めて作ったコマソンです。

お陰様でこのコマーシャルソングのように、両備グループは運輸交通観光のコア、情報のコア、生活関連のコアと3つの事業コアを有する50社8千人を超える企業グループに成長しました。この大不況にも拘わらず、両備グループの話題は歌詞のように花盛りです。

 

経営テーマ
安全、安心、エコで健康

事業の再編成と活性化は、「安全、安心、エコで健康」という経営テーマに沿って行われています。 両備グループは、この理念、方針とテーマに沿って社会や地域の問題解決を図る提案型企業として成長していっているのです。

また課題であった岡山のシンボル京山も、世界で最先端の集光型太陽光発電の研究施設となり、併せて両備ホールディングスとソレックスとでこの発電を使った野菜の栽培技術の研究をして、地域発展と子供たちの夢づくりに頑張っています。この植物工場のノウハウは、きっと21世紀の食糧問題や、このたびの放射能汚染などでの安全安心な野菜の確保に答えを出してくれると期待しています。

21世紀バス「SOLARVE(ソラビ)」や自転車も乗せることができる「SAIBUS(サイバス)」の開発など、両備だからできる新しい提案を、それぞれの事業で積極的に進めています。

“街は青春花盛り”と、花が咲いただけでなく、次代の実を付け始めています。
実は、この社会ニーズへの解決力と開発力が両備グループを光らせるソースなのです。独創的アイデアが信条なのです。 グループコラボレーションを進める一つのツールが、両備グループと岡山髙島屋で共同開発した「たまルンポイントカード」です。まさに今日からサービスを開始しました。開発したシステムズの幹部が、貯まったポイントを大震災の義援金に振り向けられるソフトを考えてくれました。両備グループの忠恕らしい素晴らしいアイデアです。

真似をせず、スピーディにことを進め、交通運輸観光部門、情報部門、生活関連部門の3つの部門を有機的にコラボレーションさせることが両備グループの強みで、より進化を続けていきます。

 

両備グループの伝統
信託経営と労使強存共栄思想

両備グループの伝統でもあり個性でもある信託経営や、労使強存共栄の思想と、新しく構築してきた能力主義的安心雇用とグループの各種委員会や監査本部などの経営システムの整備で着々と大手に負けない企業体質を作り上げていっています。

信託経営の意味は、両備グループの各企業は社会から信託を受けてお預かりしたもので、決して労使共に私物化してはいけませんという意味と、社長、会長は経営責任に専念し、経営の執行は執行責任者である副社長、専務、常務に信託するという2つの意味合いがあります。皆さん方の仕事上のトップは、今日ここに皆さん方を迎えてくれている幹部の皆さんです。両備グループは人材豊富ですねと良く言われますが、約40年来培われてきた経営責任と執行責任を分けて任せる経営が人材を育てたのです。そしてそれぞれの責任を分けていたことで、オイルショックにはじまって、円高ショックやバブル、リーマンショックなどの経済の激変を乗り切ることが出来たのです。

また、両備グループの現場では、親会社、子会社の関係はありません。皆、対等な会社同士です。資本関係は形式的なもので、大きい小さい、古い新しいではなく、業績良く良い経営をしている会社が良い会社、業績不振や赤字で経営になっていない会社が悪い会社ということです。

両備グループの伝統である労使強存共栄思想は、労使対等のもとに、お互いに強く存在し、労使共に栄えると言う考えです。お互いに強くと言うことは、経営も労働組合も、社会とお客様と社員への思いやりを共有して、それらがより良くなるように考えて、対等の立場で行動すると言うことです。労使が交渉をするのは、その結果の付加価値や利益の分配です。利益が上らずに、賃金や労働条件を求めれば潰れるだけです。労使どちらかが強すぎてもいけないのです。例えば、今再生している中国バスは、最盛期には3千人もの社員がいましたが、労使不仲で、ストライキばかりして、結局会社を潰してしまって、退職金も満足にもらえませんでした。今は両備型の労使関係で、安全やサービスと生産性が飛躍的に向上しています。

最近10数年来の人事方針が、能力主義的安心雇用です。年齢でなく能力を中心に処遇や退職年齢を考えるという過去の「年功序列型」の決別と、「能力序列型」への転換です。お互いの能力と報酬の違いを認め合って、安心して雇用される企業づくりに挑んでいます。

これらの伝統の上に、誠実にコツコツ頑張る社風が困難な状況でもしっかりした業績をあげています。 如何なる状況でも社内が明るいのは、社会にお役に立つ仕事を社員一同がしているという誇りと、思いやりがあるからです。我々は目先だけの仕事をしているのではありません。

 

3つの事業コアは
人間でしか出来ない仕事

両備グループの3つのコア、交通運輸観光部門、情報部門、生活関連部門とも共通点は、労働集約産業、言い換えると人間でしか出来ない仕事ということです。お客様へのサービスであり、ソリューションであり、イノベーションであり、ご期待への思いやりのお返しなのです。お困りなら、どうしてあげたらお客様が喜ばれるかを両備グループ8千人超の社員が一丸になって考えたら、日本一素晴らしい企業グループになります。思いやりの心がCSを磨くのです。そしてお客様がそれを認めてくれたから付加価値が生まれるのです。

 

企業即教育体

両備グループは教育産業かといわれるくらい、色々な教育をやっています。両備教育センターと両備健康づくりセンターと各社の専門教育で、人間として、社会人として、専門性のある社員として教育していきます。新入社員教育から先輩が指導員として就いてくれ、仕事のみならず人生まで同じ目線で相談にのってくれます。そして、やる気のある30歳までの社員教育のアンダー30、コーポレートユニバーシティとしての両備大学である経営管理基礎講座、両備大学院としての青年重役制度とこれだけの教育システムは大手でも稀でしょう。100周年を記念して、地域の人材育成に両備大学を一部無料開放しています。

思いやりとプラス思考で、人の痛みが分かる人財として育っていけば、素晴らしい皆さんの人生と幸せを保証してくれるはずです。 是非一緒にネクスト100年を頑張りましょう。

 

入社式

 


たまルンカード登場!
- 両備グループ100周年、岡山高島屋資本提携1周年記念 -


両備グループ
代表 小嶋光信

永年の懸案だった両備グループ全体のポイントカードが、両備システムズの開発努力で100周年記念として実現する事になりました。また、開発中の昨年4月に、岡山高島屋との資本提携が行われたことから、その1周年も記念して、この4月1日から共同発行することにしました。

岡山高島屋との資本提携の目的が、高島屋の鈴木社長の方針の通り地域密着による岡山高島屋の再生であり、その意味でもこの「たまルンカード」はタイムリーな登場になると思います。地方での百貨店経営が厳しさを増す中で、如何に百貨店の良さを引き出していくかが、キーになります。

高島屋グループでも同様のカードを開発していますが、それを敢えて地元企業と共同発行すると言うことは、これまた初めてのことで、それだけ地域とのコラボレーションに期待があるからだと思います。

このカードの名称「たまルン」は、

  1. 両備グループの地域再生のシンボルである「たま駅長」をマスコットキャラクターとして、岡山地域の活性化も図る。
  2. 地域カードとしての味を出すために、岡山弁の「ポイントが“貯まるん”」とかけた。
  3. 「岡山タカシマヤの再生もルンルンでできる」という楽しい駄洒落も取り入れた。

などを考えて命名しました。
当面は両備グループと岡山高島屋の51ヶ所でスタートしますが、ゆくゆくは地域オープンカードとして地元の加盟店も募集していく予定です。今までは、この種のカードは、お客様の囲い込みが目的ですが、これからはオープンカード化が重要で、お互いの顧客資産を活用することが成功のポイントだと思っています。

たまルンカードは、東北関東大震災という大変な時期に産まれましたが、このカードを持って買い物をしていただくと「たまルン震災義援ポイント」として、たまルン加盟店で貯めていただいた7%に相当するポイントを義援金に寄付します。お客様がお買い物をしてくださると、知らず知らずに震災への救援の募金が出来るのです。

またポイントを貯めてくださったお客様のご意志により、ポイントの一部または全部を寄付できるというシステムも取り入れました。

このカードは中学生以上が、入会費・年会費無料で持てますので、若い頃から、お買い物の楽しみを享受していただいて、大人になっても末永いお付き合いをと願っています。

▼ニュースリリース
両備グループ・岡山高島屋 共通ポイントカード会員制度「たまルン」導入について


 


東北地方太平洋沖地震で被災された皆様へのお見舞いと
両備グループ社員の皆さんへのお願い


両備グループ
代表 小嶋光信

言葉を失うほど甚大な被害をもたらした、この度の東北地方太平洋沖地震で被災された皆様と関係の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、多くの尊い命が失われたことに対し謹んでお悔やみを申し上げます。両備グループと致しましては、微力ながら、

緊急支援物資の輸送協力などを通じて、被災地の皆様の安全と、被災地域の一日も早い復興を祈念しています。

また、地震の二次災害として起こった福島第一原発の問題は、更に深刻な事態で、広範な地域に長期的な被害をもたらす危険性があると憂慮しています。

この国難とも言うべき大災害に対して、そして被災地の皆様の厳しい環境を鑑みて、両備グループ各社及び全社員は、忠恕=真心からの思いやりの精神で、日本の復興に協力したいと思います。

ついては、両備グループ社員の皆さん、そのご家族の皆様にお願いがあります。

  1. 被災地にできるだけ多くの燃料や食料品などの物資を供給できるように、買いだめなどはしないようご協力ください。もし、物資が不足するような事態になれば、社員の幸せのために、両備グループが万難を排して対応をしますので安心してください。
  2. 家庭内では、できるだけ皆さん一緒に暖をとる・テレビを見るなど同じ部屋で過ごし、電気暖房器具は可能な限り使わない・不要なコンセントを抜くなど、節電にご協力ください。
  3. マイカーの使用は自粛して、出勤・買い物・旅行などは、できるだけ公共交通を利用するなど、ガソリンの節約にご協力ください。
  4. 福島第一原発の半径30km以上、100km以内の範囲にある事業所(200km圏内もこれに準じる)の皆さんは、外出する際はできるだけ皮膚が出ないように、帽子とマスクを着用し、帰った際には、必ず洗顔・うがいをしてください。水分をたくさん取るとともに、「おしゃぶり昆布」などでヨード分もしっかり補給してください。状況によっては、安全を考えて、ご家族の安全な地域への一時避難を検討されることをお勧めします。詳しくは東京事務所の方針をご参照ください。
以上、ご協力よろしくお願いします。

また、大地震に対する両備グループの支援方針としては、まず各職場で会議開始時などに、地震で亡くなられた方々のご冥福を祈って黙祷し、当面、グループで1千万円の支援基金を創設して、

  1. 「災害復旧支援車両の無償提供」
    大型トラック2両を不足する救援物資の輸送に充て、関係する県・市町村や団体などが集められた救援物資の輸送に協力する。
  2. 「緊急支援物資(救援物資)の調達と無償提供」
    被災地でお困りの、入手し難い水や食料品・オムツ・生理用品・乾電池・灯油等々を日頃お世話になっているメーカーさんにお願いして、できる限り安くしていただいて確保し、被災地へ提供する。
  3. 「被災地域内での交通手段の無償提供」
    被災地での生活が少し落ち着くと自家用車や路線バスの罹災などで、移動手段に困られると思うので、バス10台を被災地に提供する。
  4. 義援金の募金受付を両備グループ全ての窓口、職場で行う。
  5. 各職場は今まで以上に節電とエネルギーの節約を図る。
  6. フェリーなどに緊急支援車両の搭載要望があった場合は、優先的に乗船させる。

その他にも、「両備グループ災害支援本部」を設置して、順次でき得ることを進めていきます。
社員の皆さんには、趣旨を理解の上、進んで協力してくれるようお願いします。

以上


 


20年来の夢実現!- 御座船 備州が東京へ -

両備ホールディングス
社長 小嶋光信

御座船 備州は、昭和63年完成の瀬戸大橋を記念して、その2年前に旧両備運輸が担当して創った両備グループの走るパビリオンです。
瀬戸大橋完成の前、私は岡山青年会議所で地域づくりを主に活動をしていました。当時の最大の関心事は瀬戸大橋を機に如何に岡山県を活性化するか、瀬戸内海を世界の観光名所にするかでした。
その最大のイベントである瀬戸大橋博覧会が、岡山県と香川県が別々に地方博覧会として行われる予定であることを開催の5年前に知りました。

出展する大手企業は、国家博なら本社扱いで億円単位、地方博なら支店扱いで百万円単位と規模が違うことを調査して知り、このままではショボケタ瀬戸大橋博になってしまうと危惧して、何とかならぬかと更に調査、研究しました。その結果、両県が一緒に開催すれば国家博になることも分かったので、岡山県や香川県に一緒に開催するようにお願いに伺いました。そして香川県知事は結構乗り気でしたが、むしろ地元の岡山県サイドが難しく、盛り上げを図るためにNHKの岡山局、高松局のご協力を得て、両県知事をお招きして、両備運輸のシーオリンピア船内で瀬戸内海船上シンポジュームを開催し、全国へ情報発信をしました。この船上シンポジュームは瀬戸大橋完成まで続きましたが、両県知事の溝は埋まらず、残念ながら、岡山県と香川県が別々に同じ日程で瀬戸大橋博を開催する事になりました。

それで両備グループにもパビリオンの出展依頼が来て、協力したのですが、施設は半年で取り壊すと言うことで、折角の瀬戸大橋のチャンスが長期間活かせません。そこで、両備グループは当時は交通運輸業がメインだったので、瀬戸大橋と船をテーマに世界に情報発信できる材料がないかを研究しました。

江戸時代に、備前池田藩には江戸幕府の御座船「安宅丸(あたけまる)」に負けず劣らず素晴らしい御座船があり、その当時の「住吉丸」の模型が瀬戸大橋のできる下津井の祇園神社にあると聞いて、見に行ってビックリしました。真っ赤な楼閣を持った豪華な御座船の模型で、「昭和の御座船」をパビリオンにして、瀬戸大橋の観光船にすれば、世界から瀬戸大橋を見にくる観光客の名物になると閃きました。

御座船とはお殿様の乗る「御座」のある船と言うことで、江戸への参勤交代の時、道路事情の悪い西国路を避けて、瀬戸内海を西国や九州の大名は御座船で行くことが流行っていました。現在の大阪・淀川口あたりまで瀬戸内海を往来したと云われています。

この「御座船」は船内外に豪壮華麗な装いを凝らした、いわば諸大名の自家用豪華客船で、往時の瀬戸内海に華やかな海遊絵巻を繰り広げたと言われています。
幕府の御座船は、寛永7年(1630年)に、時の将軍「徳川家光公」が自らの御座船として建造させた超豪華船「天地丸」「安宅丸」があり、これを筆頭に岡山藩の「住吉丸」、高松藩の「飛龍丸」などが有名な「御座船」でした。

就航すると、思惑通り超近代的な瀬戸大橋と江戸情緒の真っ赤な御座船が瀬戸内海に素晴らしく映えて、衛星放送で世界に情報発信されることになりました。瀬戸大橋ブームは完成前2年、完成後の3年で終わるであろうと分析していました。ブームの後はお江戸の東京湾で最も映える船として、東京で就航出きるように努力をしていましたが、港の確保が出来ず、20年くらいの歳月が経ってしまいました。

思いを伝えることも含め息子の松田常務の結婚も御座船で挙式し、披露宴をしました。
彼を両備グループの東京事務所長として戻すことにしたところ、やはり親父の出来なかった夢を引き取って、努力を重ね、遂に東京へ、東京都観光汽船への用船として積年の夢を果たすことが出来ました。

お江戸では、船名を「御座船 安宅丸」として定期航路と観光(申請中)に活躍することになります。
時に東京ではスカイツリーが完成し、世界の国々から多くのお客様を迎える最高の時期に、華のお江戸の東京湾を、岡山で活躍した御座船が走れることは感無量です。大いに岡山県の観光誘致にも頑張りたいと思っています。

それとこの20年間、昨日できた新船のようにピカピカに磨き上げ、守ってくれた両備フェリーの船員、幹部と、今まで応援してくれたお客様と両備グループ全社員に感謝します。
3月10日の門出に際して、可愛い我が娘を嫁がせる気持ちで、盛大に新岡山港から船出をお祝いさせていただきました。

<船の概要>
・総トン数・・・486t
・総長・・・49.70m  
・幅(型)・11.00m
・深さ・・・・4.10m  
・満載喫水・・2.39m 
・運航速力・・12ノット
・機関出力・850馬力×1
・定員/1時間未満500名
     3時間以上250名
・進水年月/昭和61年5月
・就航年月/昭和61年7月


<設備等>
「御座船」の船内は2艙構造となっており、様々なイベント(結婚披露宴、落語、ディナーショー等)に十分対応可能な設備を有しております。
・厨房(地下1F)/(100名程度の懐石料理の対応実績あり)
・舞台(1F前方:御座の間)/バンド演奏、落語、漫才その他利用可能。
・100インチビデオインジェクター〔御座の間〕
・モニター/〔御座の間2台、ラウンジ2台、貴賓室2台〕
・ラウンジ/(1F後方)
・売店/(レジスター1台:各種物販可能)
・音響設備/(御座の間)
・レーザーカラオケ/(御座の間)
・ビンゴゲーム/(御座の間)
・展望デッキ/(双眼鏡4台)

すべてのお客様が着席できる人数は最大250名様(2F後方展望スペース含む)。
1階の御座の間(最大着席数150名様)は畳敷き、2階の貴賓の間(最大着席数32名様)は移動可能な椅子席となっておりますので自由なレイアウトが可能です。
またラウンジスペースは固定の座席と(最大着席数48名様)なっております。


両備ホールディングス
2011/03/10

 


あのドラえもんがたま駅長を応援、1日貴志駅

和歌山電鐵
社長 小嶋光信

同じ猫族のドラえもんが、3月3日貴志駅にたま駅長を訪問してくれて、たま駅長を激励し、厳しい地方の鉄道の夢をかなえる応援をしてくれました。

当日はドラえもんを貴志駅の1日駅長に任命し、駅長業務として、たま駅長の名代で、西日本最大の三社参り(日前宮・竈山神社・伊太祈曽神社)へ向かいました。

ドラえもんはたま駅長の長寿と貴志川線の永続を、そのお礼に、たま駅長代理が同行して、ドラえもんの映画の千客万来を、仲良く並んで祈りました。

 

たまとドラえもん

 


門田かいわい歴史散歩マップイラスト展出発式

岡山電気軌道
社長 小嶋光信

山陽女子高等学校の編集部の皆さんが、学校のある門田かいわいの歴史を掘り起こして、素晴らしいイラストで歴史散歩マップを作ってくれました。

地域の誇りと歴史が一杯詰まったマップで、産・学と市民のコラボレーションでの地域活性化には、思わず「良いことしてますね」と声をかけたい気分です。

是非そのイラスト展を電車でしたいと言うので、岡山電気軌道で最も歴史があって新しい路面電車「KURO」を使って、この2月一杯、無償で展示させていただくとともに、地域にある両備HDのストア部門「パークス東山」店内にもラックを設置し配布場所としてご利用いただきます。

LRT(ライト・レール・トランジット)は、欧米では環境社会と高齢化社会にまちを活性化するツールとして見直され、日本でも富山市の事例が新しいですが、この度、東京都中央区においても路面電車復活の話がわき起こってきました。両備グループでも、現在は公共交通はバスが主力ですが、「エコ公共交通おかやま構想」で示したように、単なる移動手段ならバスで良いのですが、定時制を確保してまちづくりをしようというと世界的に路面電車なのです。それを分かってくれて、電車でイラスト展をしたいと言ってくれた若者たちに拍手です。そんな夢をかなえてあげるのが大人たちのはずです。商売を離れて、喜んでお貸しすることにしました。

電車の中では、山陽女子高等学校の生徒さんが、素晴らしい解説で歴史散歩マップの説明をしてくれました。
一生懸命まちづくりをしようというひたむきな若者達って素晴らしいですね!おかやまも面白くなってきました。


「門田かいわい歴史散歩マップ」 http://www.sanyogakuen.net/kadota/
*お問い合わせ先 kadota@sanyogakuen.net

門田かいわい歴史散歩プロジェクト事務局
〒703-8275 岡山市中区門田屋敷2-2-16 山陽女子中学校・高等学校編集部内
電話(086)272-1181 FAX(086)272-3026


 


京山ソーラーグリーンパーク「京山ラボ・パーク」の研究施設完成セレモニー
―太陽光発電を利用した植物人口栽培研究施設の完成―


両備グループ
代表 小嶋光信

今日は、ウキウキ、ワクワク、スキップしたいような気分でこの京山に登ってきました。京山は約50年間京山ロープウェー遊園として岡山市のシンボルとして子供たちに夢を与える存在で市民に親しまれていましたが、時代の変化でここ数年閉園されていました。

両備グループ100周年事業として、この施設の跡地活用を検討していたところ、太陽光発電の世界的研究の候補地として、京山に白羽の矢があたりました。「晴れの国岡山」にふさわしい、意義ある研究であるということで、無償で土地貸与をさせていただくことにしました。

この産業技術総合研究所による世界初の「集光型追尾式太陽電池評価関連事業」に呼応して、この太陽光発電を活用して産業技術総合研究所と両備ホールディングスとの共同研究で植物人工栽培研究をすることになり、今日その施設が完成しました。

この施設は可愛いドーナツ型をしており、世界で初めての最先端ソーラーパネルを利用した、植物育成ラボになると思います。この研究施設の目的は、環境問題とエネルギー問題という世界の喫緊の問題に呼応して、日本の食糧問題を解決する一助になることですが、この研究施設を無料で開放し、子供たちに次世代の夢を与えていきたいと思っています。楽しく太陽光発電施設や植物人工栽培を見ていただいて、世界の最先端の技術と夢を感じて、大いに岡山を誇りに思って育っていただければと思っています。

この研究施設では、植物工場のもつ問題である「コストが高い」「美味しくない」という問題を解決するために、

  1. 安心・安全な30種類以上の野菜の大量生産技術を自社研究開発
    両備グループのソレックスが開発したローコストの設備である、ローコストオペレーションかつクリーンな人工栽培技術の「やさい蔵」で、露地栽培に競争できるコストと安定生産を確立済みです。その技術で各種野菜の生産実証に挑戦します。
  2. 機能性野菜の生産技術の自社研究開発:特定疾患者対象の野菜の育成(低カリウム化など)
  3. 野菜の育成に最適な光源を山口大学とシャープ株式会社と共同研究
  4. 照度不足でも糖度の高い「トマト」などの品種改良を岡山県農林水産総合センターと共同研究
  5. シャープ株式会社との連携による細菌などの少ない野菜の育成


「安全・安心・エコで健康」という両備グループの経営テーマに沿った、身近な研究をしていきたいと思っています。
この施設が、新しい岡山のシンボルとなり、研究施設の集積によって、世界に誇れる環境問題やエネルギー問題と食糧問題のソリューションの核となって、岡山に夢と新たな産業の集積を誘発する起爆剤になればと念願しています。

 

参考資料1:やさい蔵コンセプトシート <PDF>
ryobi-holdings.jp/company/president/plant_factory/plant_factory_concept.pdf

参考資料2:やさい蔵webサイト
yasai-gura.com/



 


たま駅長がナンバー3に昇格

和歌山電鐵
社長 小嶋光信

今年1月5日でたま駅長就任4周年になるとともに、この4月1日には私がたま駅長に会って、駅長就任を決断して、5周年を迎えます。

その式典に、公務で大変お忙しい中を仁坂和歌山県知事様、大橋和歌山市長様、中村紀の川市長様と貴志川線の未来をつくる会の代表の方々はじめ多くの皆さんのご臨席をいただいて、たま駅長は、と見れば「感激してるニャン」とお喜びのようです。

絶対に成功しないと思われた地方鉄道の再生としての和歌山電鐵が、奇跡をもたらした大きな秘訣は、実は今日の出席の皆様を見れば一目瞭然なのです。「乗って残そう貴志川線」と物心両面に支えてくれる住民運動があること、県と両市と運輸御当局の一体となった行政的支援、そして我々運行事業者との一糸乱れぬ協力関係が奇跡を呼んだのです。
そしてこの再生に弾みを付けたのが、スーパースターのたま駅長の存在です。たま駅長がこうやって公務が順調にできるのも、小山商店のおばちゃんの支えのお陰です。
全て善意によって構成された一体の活動の成果と思います。

偶然に和歌山電鐵の開業日に住処を失ったたまちゃんのために、必死に小山のおばちゃんが、私にたまちゃんを駅構内において欲しいと懇願されました。何とかしてあげたいとたまちゃんの目を見た瞬間に閃いた駅長就任が、こんなに地方鉄道の再生のみならず、和歌山県の観光のシンボルとしてお役にたつとは、想像もしませんでした。今ではたま駅長に続けとばかりに動物駅長が登場し、地方鉄道再生の大事な役割を演じるまでになりました。

4周年に当たって、キャットイヤーがあるとすれば、1年を5年と考えて就任20年と読み替えられるので、常務執行役員という、社長、専務の肩書きからすると弊社ナンバー3に昇格をさせたいと思います。また昨年はヨーロッパでたま駅長出演の映画が封切られたのを機に、海外から多くの観光客を呼び寄せ、大韓航空の日本線の5つのセールスポイントの一つにたま駅長が選ばれました。そこでさらに国内観光客のみならず海外のお客様も招き寄せていただくために、スーパー駅長兼務の国際客招き担当役を発令したいと思います。

今回の記念には、疋田正章さんという猫を描かせたらこれほど生き生きと描ける画家はいないといえる彼に、たま駅長の肖像画を描いていただいて、たまギャラリーに掲揚し、功績を讃えたいと思います。たま駅長が寝ながらの勤務中で会えないときに、わざわざいらっしゃっていただいたお客様の心をこの絵が少しでも癒していただけたら幸いです。

追伸 : 当日仁坂和歌山県知事より、たま駅長の神業の活躍に、和歌山県観光招き大明神の称号が贈られました。
追伸2:当日たまステーションを設計、デザインしていただいた水戸岡先生に、感謝のクリスタルのたまステーションのレプリカを贈らせていただきました。



 


平成23年 年頭の辞
ネクスト100年は素直な気持ちで、忠恕を実践!

両備グループ
代表 小嶋光信

あけましておめでとうございます!
景気や社会の問題など気のめいる話も色々ありますが、世間がどうあろうとも明るい生活や家庭を築くのは自己責任、両備グループの忠恕の精神で新しい年を迎え、希望に満ちたお正月を家族の皆さまとお過ごしのことと思います。
昨年は、お陰様で100周年を素晴らしい成果で進めることが出来ました。

 

感謝の100年のプログラム

感謝の100年、思いやりでネクスト100年」のスローガンのもとに進めた100周年の「感謝」のプログラムとして一番大きいことは、衰退する地方公共交通の再生と発展の提案です。和歌山電鉄と中国バスの再生で、地方の公共交通の問題を全国に問いかけ、公有民営法をはじめ、補助金へのインセンティブの成立や交通基本法の必要性を訴えることが出来ました。


生まれてから免許を持つまでと、運転が出来なくなってからの二度、人生で必ずご厄介になる公共交通の行く末を交通強者である方々が政策決定しているという矛盾を説明し、多くの方々の共感をいただいています。何ゆえここまで公共交通が地方で衰退したのか。地方であるほど政策決定者やオピニオンリーダーで頑張っている方々が、マイカー中心の生活になって、将来必ず運転が出来なくなった時に必要となる交通の公共性に気づかないことが多いのです。そこで地方の公共交通の延命にのみ関心が向けられてしまい、公共交通を発展させることが社会の健康、すなわちメタボや認知症の抑制であり、歩く賑わいが生む街の活性化ツール、福祉のツールだと気がついていないのです。すでにヨーロッパ社会では、公共交通を上手く使って福祉と都市の活性化の両立に積極的に取り組んでいますが、日本の民意は低開発国型のままです。それでエコ公共交通大国を提案したところ、将来の見える方々から徐々に理解が広まってきました。


公共交通の“見える化”のために、LRTの「MOMO(モモ)」に次いで両備グループで開発した水戸岡鋭治デザインによる「SAIBUS(サイバス=西大寺鐵道復刻バス)」と「SOLARVE(ソラビ=未来バス)」と和歌山電鐡貴志駅の「たまステーション」は、世界的ニュースにもなり、大いにお客様の感動をいただきました。


また、岡山市内のバス路線が分かりづらいという問題を解消するために、両備バスと岡山電気軌道の路線の歴史的な再編を断行し、市内路線は岡山電気軌道に集約し、郊外路線や高速バスを両備バス中心にしました。


加えて、岡山駅のアクセスや案内などを通じて、地域活性化を図る将来の公共交通に向けて相互協力する覚書を、JR西日本岡山支社と締結し、古くて新しい地域活性化と福祉のツールとして、公共交通の将来に期待が持てるようになりました。


地域の活性化としては、岡山髙島屋への資本参加で、買いまわり商圏を高松市なみの人口の2倍になるように、岡山市の中心部が総合的なシティモールとなるように、都市の魅力づくりに努めています。

 

ネクスト100年のプログラム

ネクスト100年で最も力を注いだことは、両備グループの企業体質の改善と経営力の強化です。

総務、財務、人事、情報管理、安全管理、CSなどの各委員会と、グループ監査本部と事業グループ化で、グループの横断的組織の整備を行ない、グループ総合力と信託経営の補完とチェック機能の強化を図りました。


一番大きな成果は、経営理念の「忠恕」の発掘と、その展開の経営方針である「社会正義」「お客様第一」「社員の幸せ」の提唱です。火中の栗を拾って公共交通の再生をしたことが、忠恕の社会への発露だったと全国に報道していただき、利益第一主義の米国型経営に対して、多くの共感と両備ファンを醸成できました。


両備ホールディングスの創設と両備グループ東京事務所のタイムリーな展開が、地域企業の両備グループを、上場大手の企業の皆さんと同じ土俵で事業開発するチャンスをもたらしてくれました。


これから10年の経営テーマとした「安全・安心・エコで健康」も、グループ各社の取り組みにしっかり反映されるようになり、ソレックスの植物工場「やさい蔵」の自社開発や、三洋電機さんとの共同開発の「SOLARVE(ソラビ)」、シャープさん、ダイキン工業さんとの共同開発や、岡山市のシンボルだった京山の観覧車に変わり、新たに追尾式太陽光集光型発電の世界的実験の誘致に成功するなど花盛りの様相で、明るいネクスト100年がどんどん進められています。


また、両備システムズが中心になって、永年の懸案だったR-WEBの構築も今年完成し、両備グループと岡山髙島屋を含めたカード戦略の展開により、グループシナジーが強力に発揮できると思います。


交通運輸部門の安全面でも、企業再生した中国バスが日本一とも言える安全率に大幅に改善できたことにならって、かえって堅調だがマンネリ化してしまっている両備バスや岡山電気軌道やタクシーグループのSSPアップ運動を、強力にブラッシュアップして、「日本一安全な運輸企業」を目指します。


昨年7月31日、100回目の創立記念日に記念セレモニーをしました。社員で結成された「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」の演奏とガイドさんたちの歌声により、『街は青春』で始めたいと企画しましたが、さすがに両備バンドと言われるように素晴らしいものでした。また、グループ社員によるアトラクションの落語や講談、ジャグリングやフラメンコなど、多彩さを大いに示せたばかりでなく、締めの応援エールには久しぶりに腹を抱えて笑いました。

記念品として皆さんに配った夢二の版画は、竹久夢二さんの版木をお預かりしているので、大きな周年行事ということで限定で刷った本物ですから、将来「鑑定団」に出せる素晴らしい版画です。お陰様で、社員みんなの手作りの素晴らしい記念行事が出来たと感謝しています。

 

上場企業に負けない企業力を

ネクスト100年に向けて、上場企業に負けない、長期的視野で企業構築をしていくためには、一皮だけでなく二皮も三皮もむけなくてはなりません。岡山に両備グループという凄い企業集団があると全国的に評価され、期待されていますが、社員一人ひとりが、両備は変わったという意識の共有をしているかというと、道半ばだと思います。両備グループは変わっているし、会社も変わっているのですが、会社が変わっていないと思う社員は、実は自分自身が変わっていないのです。


ネクスト100年の基本は「忠恕=真心からの思いやり」で、「良い」と思うことは必ず実行するということを全グループ社員が守れば素晴らしい企業グループに成長するでしょう。


私が35年経営者をやって分かったことは、利口ぶっている社員は出来ない理由を考える、本当に利口な社員は難しい事を出来るように考える頭の悪い社員は、出来ることも出来ないように考えるということです。良いことを良いと思わず、出来ない理由ばかり考えている社員は、根は横着で、何の役にもたちません。「良い」と思ったらどうやったら出来るか、自分の立場を超えて考え、兎に角やってみることです。自分で出来ないことをサポートしてくれるのが上司で、良いことを阻む上司は要りません。

ネクスト100年は、既にキックオフし、これから3カ年かかって、社員の専門性を年齢や肩書きではなく、健康と能力とやる気への努力と業績で処遇するように、社員の能力開発を実施していきます。ネクスト100年は、社員の皆さんが変わらなければ、会社も変わらず、厳しい時代を夢を持って発展できません。とかくぬるい職場は、少し厳しくすると文句ばかり並べ立てる傾向がありますが、「少数にすれば精鋭になる」という言葉の通り、一人ひとりがなくてはならない存在になるよう育て上げ、磨き上げ、能力あるものがリーダーになることが、職場の活性化となり、「社員の幸せ」を掴めるのです。専門的能力を徹底的に高め、仕事のレベルアップで付加価値を高め、「お客様第一」でサービスレベルと安全を日本一にすることです。

社員の幸せを考えれば、時代や年齢の変化に対応出来るように多能工化して、以前は管理職でも、過去の栄光にしがみつかず、いつでも時代に必要な一現場要員として役立つことが、一生有益に働き続けるコツなのです。野村前監督は、「生涯一捕手」との言葉でより良き専門職の人生を表しています。

昨年末、ある企業がそれぞれの事業について岡山一のアンケートを取って調べたところ、他の業種は五十歩百歩でしたが、タクシーだけはダントツに両備グループに軍配があがり表彰してくれました。更に日本一を目指して、気配り心配りを図りましょう。タクシーグループでは、アズナンバーワン人材養成塾を創り、さらにレベルアップを目指します。そのことが皆さんの付加価値を高め、お客様が生活を支えてくれるのです。

今年の経営方針は、

 現場第一 
  一、かけ声力を磨く
  一、提案力を磨く


です。

物やサービスが溢れている時代では、お客様は、これが本当に良い商品か、良いサービスか、価格は安いかで疑心暗鬼になって決めかねているのです。お客様に選んでいただく仕事をするには、ただ物を並べ、価格表をつけ、当たり障りのない販売やサービスをしても、メリットも感動も感じていただけないでしょう。かけ声が買う気にさせるのです。観光不況と言われていますが、「こういう旅行がありますから行かれませんか! こんなに素晴らしい体験ですよ」という電話一本で行く気になるのです。たくさん並べ立てたカタログだけではお客様は選べないのです。
職場の活性化も実はみんなのかけ声です。


昨年、岡山高島屋の業績向上のツールとして、商材の嵩上げに、昔売り場効率が悪いと除外していた家電の液晶テレビを、松田常務が提案して売ることにしました。弊社から3名が俄か仕立ての勉強をし、催し物会場から降りてくるエスカレーターの踊り場に置いた机に商品を展示して、岡山髙島屋の皆さんと賑やかに声を出して売ってくれました。その結果2日間で160台の販売という目覚ましい結果を得ることができました。「テレビは家電量販店で」という常識を覆して、百貨店の信頼性でお客様が衝動買いしてくれたのです。これを、従前のようにただ並べて置いただけで売れたかというと、きっと惨憺たる実績だったと思います。お客様に商品のお買い得感を理解していただくことが、購買に繋がるのです。そのかけ声販売の典型が、神戸ベイクルーズに見られます。船に乗ろうと思わずに通りかかったお客様も、小気味のいいかけ声で、船に乗ってくださるのです。


お客様はかけ声の素晴らしさで、商品だけでなく、皆さんを買ってくれたのです。

現場で、お客様の声や要望、旬な商品・サービスに対応して、職場の改善や改革を進めるには、現場での提案力が必要です。両備グループでは、この10年くらい提案制度やトップランナー方式で、提案や改革を進めていますが、いまだに一社員が年一つの提案にヒーヒー言っています。大手の総合職や、技術専門職は、一月に一回の提案が無ければ、「考える力のない社員」と見なされ、正社員の必要があるかまで厳しく問われます。これからは、厳しく育てられた大手や優秀な企業の社員と同じ土俵で競い合い、協力し合うのです。今年から、総合職と専門技術職は四半期に一回の提案をして、考える癖を付けたいと思います。上司は部下の考える能力を引き出す工夫をしてもらいます。「作業でなく仕事をする」ように、考える癖、気配りする癖、漫然と作業をしないように、レベルアップを図っていきたいと思っています。


素直な心が幸せを生む

昨年春に人間ドックを受けました。看護師さんが親切に「小嶋さん、前立腺癌が簡単な血液検査で分るので、安心のために受けてみませんか?」とかけ声をしてくれました。私の家系に癌で亡くなった者はいないので、しなくても良いかとも思いましたが「安心」のために素直に検査を受けてみたところ、初期の段階で癌が発見できたのです。早いうちだったので問題なく、お陰様で、連休を利用した3日の入院で退院してきました。おまけに昔トーキョーリョービに癌保険を勧められて、その時も入らないでよいかとも思いましたが、まあ売上協力だからと、入っていたのです。宝くじにも勝る見事な大当たりです。みなさんもトーキョーリョービで癌保険に入っていた方がいいですよ。
実は家族や先輩、同僚、お客様が言ってくださることに素直に対応することが、幸せとツキを呼ぶのです。

昔は一以貫之(一を以って之を貫く)でしたが、現在は多能以貫之(多能を以って之を貫く)です。

みなさんを、どんな時代にも生き抜き、勝ち抜いていける、そんな逞しい社員に育てていくようにグループあげてバックアップしていきます。
素直な気持ちで忠恕を実践して、大きな幸せを掴んでください!

 



サイトマップニュースリリース採用情報プライバシーポリシーブログお問い合わせ
Copyright 2011 RYOBI HOLDINGS Co.,Ltd.